バシシさんお見送り

knockeye2004-06-18

ジェベル200で世界一周の旅に出る、バシシさんをお見送りに行った。何かはなむけがないかなぁと考えていたけど、出る寸前に思いついた。よく考えたら、ウラジオストークの地図がいい。向こうに着けばすぐ手にはいるのだけれど、船内の退屈しのぎになるだろう。


ジュベリストや廃人の人たちが見送りに来ていた。出発前は乗船手続きや、税関などであわただしい。じっくり別れを惜しんでいる暇もない。バシシさん自身も言っていたが、「感慨に浸っているいとまもない。」午後3時に乗船をすますと、見送りの人も散会ということになった。経験者としては、船に乗り込んだからといって、あわてることはない。出発直前まで、船室にいたって文句は言われないだろう。それに、港に溢れている車を積み込むまではどうせ出航しない。のんびりすればいいのに・・・・と思ったのだけれど、一番縁の薄い私がそういうことをいうのもおかしな話。見送りの人たちを雨晴松田江浜のキャンプ場に案内した。いつものようにミスコース。迷惑をかけてしまった。つるんで走るのは、全く柄じゃないと分かった。


みなさんとお食事をした後、もう一度港に行ってみた。ちょうど午後七時、船が岸を離れたところだった。午後五時に閉鎖することになっている(実は開いていたけど)門を通ってトラブルになる暇が惜しかったので、展望台にあがって出て行く船を見送った。少し雨模様だったので、ヘルメットもとらなかった。遅いようで船も意外に速い。みるみるうちに消えていった。


長い旅。ダニエルさんという連れは、いるけれど、ほとんど日本語に接することさえない長い旅が始まったところ。否応もなく、離れていく船が、旅を始めたところだった。