鴨汁つけそば

knockeye2004-06-26

やんやさんが投稿してくれた温泉卵をみて、最近の食生活を反省した。「このところ、ろくな食事していないなぁ」。島田紳助がたばこをやめた。『松紳』で、最高級食材で作った卵かけご飯と、ふつうのやつと、全然区別できなかったのが禁煙のきっかけ。禁煙後6ヶ月、ついに、卵かけご飯のリベンジを果たしていた。目隠しして、何度も試食していたが、見事に食べ分けていた。世の中には、やっぱり、うまいものとまずいものが歴然とある。


というような週末のいきさつがあり、ちょっとは、まともな食事をしようかと思い立った。まずは食欲のために本屋まで歩いた。頼んでいた本を受け取るのが目的だったけど、ついでに立ち読み。パトリシア・ハイスミスの『リプリー』が、『太陽がいっぱい』に、戻っていた。歴史は、マット・デイモンよりアラン・ドロンを選んだと言うことだろうか?
パトリシア・ハイスミスでは、『変身の恐怖』変身の恐怖 (ちくま文庫)がダントツにいいと思う。


クリストファー・プリースト『奇術師』
〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)を買って、読み終えた。奇術師の小説を読みたいという、ちょっと変な欲求がある。中島らも
『空のオルゴール』空のオルゴールに、『ガダラの豚ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) レベルを期待して裏切られたせいだ。『奇術師』は、ふたりの奇術師の確執の物語。というべきだと思うが、奇術の描写も読み応えがある。


せっかく本屋まで歩いたのに、一日中寝転がって読書してしまった。本屋に行く途中で、「霞蕎」てふソバ屋で鴨汁つけそばというのを食べたけど、けっこううまかった。