ところで、立花隆のこの本が今ひとつ焦点が絞れていない感じなのは、小泉首相に対する評価が定まっていないせいもある。私自身も小泉という人を見ていて、首をかしげる時がある。そういう時は、自民党というところが、かなりむちゃくちゃなんだろうと思うことにしているが、それにしてもよくわからない。以前、この日記でも紹介したが、菅直人小泉改革を評した言葉「やるやる詐欺」が、この本でも使われていた。あれは、うまいこといったなぁと思う。
だけど、結局追いつめきれない。未だに人気も高いし、なんかいいことやったような、何もやっていないような変な総理大臣だ。