自動車リサイクル法

knockeye2005-04-09

四月から、自動車リサイクル法というのが施行されて、自動車リサイクル料金というのがとられることになった。テレビで、可愛いキャラクターと可愛い女の子を使ってCMを打っている。ところが、このリサイクル料金というのがくせ者で、どういう種類のお金でなんに使われるのかは全く説明されていない。
ホントに自動車のリサイクルをする気があるなら、自動車メーカーにリサイクルを義務づければいい。違うだろうか?そうすれば、おそらく自動車の価格に反映されることになるだろうが、一方では、競争原理が働いて、様々な知恵が出されるだろうし、リサイクルにかかる費用は市場原理に基づいて、適正なものになるはずだ。
ところが、そうはせずに、自動車リサイクルセンターという、これまた出自の不明な団体を作って、そこがお金を徴収する。その団体の長は、国土交通省からの天下りで、二年に一回くらいのペースで、退職する。そのたびに、多額の退職金が発生する。もちろん、支払われる給料も安くない。そこで働く人たちの保養施設も作られる。これももちろん安くはない。しかも、ほとんど使われずに、不良債権化して売却され、その焦げ付きも、自動車リサイクル料金から支払わざるをえない。研修旅行も必要だろう。国内では研修にならないので海外に行くことになるだろう。飛行機はエコノミークラスということはないだろう。
こういう茶番に加担したくない場合は、どこかの役所が予算消化のために作った、人気のない公園などに不法投棄しておくのがいいだろう。その方が人道的に正しいかも知れないのだ。