アド街っく天国

今週の「アド街っく天国」は海老名の特集だった。「アド街っく天国」というのはテレビ東京の番組で、愛川欣也が司会をしている。ひとつの街のいろんな側面をランキング形式で紹介する。けっこう全国にネットされているのではないか?というのは、富山にいるときも見ていたから。
あの番組だと海老名というのはようするにビナウォークなんだという印象をもってしまう。新参者なので、残念ながら、自分の住処について何も知らない。こないだ『有頂天ホテル』をみたシネコンプレックスの、となりのシネコンプレックスが日本最古のものだそうだ。駅前に大型量販店が密集しているのも確かに珍しく、買い物に便利だと改めて気がついた。ますます車が要らなくなってしまう。
ゲストの榊原郁恵は本厚木の人だそうで、「私が高校生のころまでは(古い話!)寒っい駅でしたけどね」と言っていた。吉田健一も、本厚木でうどんを食べたのを、なかなか凄絶な経験のように描写していた。これもまた古い話だが、あのあたり、その面影がわずかに感じられないこともない。
どうもこの辺の市町村は、ごちゃごちゃ入り組んでいてわかりにくい。たとえば私は海老名市民だが、歩いてサークルKにいくと、そこは座間市。バイクで五分の職場は綾瀬市。このへんこそ合併してしまえばよさそうなものだ。
夜半、カナノコを引くようなシャカシャカ音がした。昼間、バイク、自転車の盗難にきをつけるよう呼びかける、「綾瀬市の」広報車が回っていたので、気になって窓を開けると、雪が積もっている。雪かきの音だと知れた。このところ、土曜を狙って雪が降るようだ。今日は、正直、寒かった。