オイル交換、３０、８６４ｋｍ。バイクに乗り始めてから、ほとんど毎年続いてきた一年一万キロペースが、ここ２〜３年崩れている。
いつオイル交換したかもぼんやりなわけで、とりあえず正月明けにやることにした。おかげで、ことしの年末には、一年に何キロ乗ったか分かるわけだ。ことしは乗ろうと思っているのだ。（去年もそうだったが）
ほかの地方ではどうか知らないが、関東地方は冬とは思えないよい天気だったので、オイル交換ついでにちょいと乗る。鶴岡八幡宮の牡丹園に行こうと思い立った。ホントは、先に「牡丹園に行こう」と思いたったが、「まあ、待て。いい加減、オイル交換しろよ！」と、心の中のお堅いヤツが言ったのである。そんなわけで、出発は遅くなった。午後一時くらい。
鎌倉という場所は、バイクで行くか、電車で行くか、すごく迷うところなのだ。というのは、電車で行くと、ミョーに乗換えが多い。「駅探」で検索すると、いったん横浜に出てそれから横須賀線に乗れ、とかいうのだ。地図上ずいぶん遠回りな気がする。そう思って地図を眺めていると、勝手知ったる道をちょっと先まで行くと鎌倉にたどり着きそうな気がしてくる。で、バイクで出かけてしまった。
たしかに鎌倉に入るまでは空いていた。スイスイといってもいい。が、３０２号線が２１号線と変わったとたんに、車がびくりとも動かなくなった。クラッチを握る左手がつりそうだった。この感覚はどこかで味わったぞと、つらつらおもんみるに、金沢に似ている。
以前住んでいた魚津から金沢はちょうど１００キロ。ちょい乗りにうってつけの距離だが、８年の北陸滞在にもかかわらず、わたしは武家屋敷さえ歩かなかった。なぜか。街中が混むのがヤなのだ。高山もおんなじ理由で行かなかった。それに加えて、金沢、高山はＪＲの便数がすくない。それに比べれば、ここにはＪＲも小田急もある。これから鎌倉には電車で行きます。バイクだからまだ駐車場所があったけれど、（冬休みの小学校校門前）車の人はどこに駐めたんだろう？
牡丹はまだつぼみというところ。鎌倉宝物館で、浮世絵と仏像を観た。広重の肉筆風景画「雪月花図」と、北斎の美人画「酔余美人図」の絵葉書を買った。
それから、今日、念願のムーミン・スープマグをゲットした。
