お疲れ様

小中学生の65%が睡眠時間を増やしたいと言う世の中である。わたしが連休の初日を昼まで寝てすごしたとして、誰が責められようか。お疲れ様な世の中である。シェアハウスに住む若者たちがテレビで紹介されていた。そのうちの一人が仕事を辞め、為替取引で生きていく決意を固めて、「30歳を過ぎたらもう働きたくないですねぇ」と言っていた。世の中は急速に老いている。ビートルズだって30の時はまだ働いていた。
私はその上さらにお一人様である。お一人様のお疲れ様、目も当てられない。
テレビをぼんやり見ていると、昨夜の小沢・福田の党首会談について、フジサンケイグループだけが、「連立を持ちかけたのは小沢一郎の方だ」という報道。しかし、福田首相の昨夜の記者会見を見ると「今の政治状況を打破するために、新体制もいいのではないかと申し上げました」と。これを間接話法で簡略に書き換えるとどうなるだろうか?
党首会談に応じたこと自体がまずかったという意見もあるだろうが、応じなければ応じないで、また別のアドバルーンを揚げられるのは目に見えているから、応じて内容を拒否するというやり方がベストだったろう。社民党がまた一騒ぎしたみたいだが、この人たちはメンタルな面で、万年野党を脱しきれないようだ。
ネットでアルミハンドルとバーエンドキャップを注文した。何でもネットで済ませてしまうのが、ちょっとよろしくないかもしれない。さりながら、そのほうが安いのも事実。カメラのキタムラが、「他店より安くします」というので、「ネットでこの値段だったけれど」と持ちかけたことがあるが、「ネットはちょっと・・・」ということだった。はなから白旗を揚げているわけだから、ネットの普及につれ客足は遠のく。
本屋にも行かなくなってしまった。その代わり書評をよく読むようになった。ネット書店は一覧性に劣るので。新聞雑誌それに今はテレビでも書評の番組やコーナーがある。ラジオでもある。『ペンギンの憂鬱』はラジオの書評で知ったのだ。最近ラジオを聴かないのはクルマに乗らないからだな。それと、テントで寝ないからだ。