近未来のセクハラ

バトーが少佐に「どうして男型の義体に換装しないんだ？」と言うシーンがあった。これなんか多分、近未来のセクハラ事案なのではないか。なんといっても少佐は女性なのだから、女性の義体を使用して当然なはずである。
しかしながら、少佐はメンバーの中でもっとも男らしいともいえるだろうし、レスボス島の住人をにおわせるシーンもあったりして、ちょっとした倒錯感におそわれたりする。
義体の登場を待たずとも、ネットの世界では性の偽装が比較的容易である。今も流通する言葉かどうか知らないが、「ねかま」なんていうのもあった。セカンドライフのアバターを異性に設定している人もいると聞くし、それはとくに同性愛とかと無関係にそうらしい。
で、それは何なんだろう？
ジェンダーは多分セックスにまつわる何かの模倣なんだろうとは思っている。ジェンダーはきっと儀式的にセックスをなぞっているのである。
ところで、少佐の普段着だけれど、Ｔバックに革ジャンという格好が、来年あたり流行したとしても驚かないつもりである。今日も見かけたけれど、去年から今年にかけて流行ったショートパンツみたいなの、あれなんかケツっぺたの下ははみ出しているのだ。しかも、脚のキレイな子がはくと、実にかっこいい。世界各地のヴァギナ・ディスプレイの話を以前したが、（してないか？）長い平和がヴァギナの霊力を復権させつつあるのだ。男性にとってもありがたいことである。