仕事納め

今日で仕事納め。
気持ちよく新年を迎えたいので、ちょいと長時間残業になった。付き合わされて、若い上司は迷惑だったようだ。正月だからといって特別な感慨もないわたしである。人情の機微といったものには、必要以上に注意しないといけない。自ら省みると、故意に孤立を望んでいる部分がないともいえない。
今朝の新聞に、内田康夫靖国神社について書いた本の広告が出ていた。なにかうんざりしてしまう。靖国神社が宗教として魅力的だろうか?私はそうは思わない。
日本の近代は、近代そのもののパロディーだと思う。国家神道なんていう発明は、役人らしい小ざかしさに満ちている。そうは思いませんか?そして、それだけである。
今年見た展覧会の中で、一番良いのはどれかといわれると、答えに困るが、一番ばかげていたのは、岡倉天心であった。自分では絵の一枚も描かず、日本、日本と振り回した挙句に残った結果があれかよ。
どうしてあれを日本の伝統とか思えるのかわけがわからない。