リンチにすぎない

鳩山邦夫のバカさかげんには驚いた。
誰かを不正だと糾弾するからには、その根拠を示さなければならない。彼は、まず不正だと騒いでおいて後から根拠を探している。
「安すぎる」「出来レースではないか」などと主張しているが、さしたる根拠はなく、騒いでいるのは、鳩山邦夫ただひとりにすぎない。
毎年40億の赤字を出す施設を100億を越すカネで買うのがなぜ安すぎるのか。最近彼の頭の中でようやく計算が出来たらしくて、このことについてはいわなくなった。
それにしても大臣という立場で、一私企業を名指しして「出来レース」などというからには相当の根拠が必要だと思うが、それが彼にあるのか。オリックスの被っている風評被害はそうとうなもののはずだ。
総務大臣が認可しないかぎり断念せざるをえない」
と西川社長が何度も言っているとおり、実権を握っているのは鳩山邦夫の方なのである。
経緯を見れば、入札募集以前の2008年の一月から、日本郵政総務省の間で八回にもわたって報告や相談がされている。しかも、オリックスとの契約直前には、総務省が最終的な了承を与えている。
たいそうな剣幕でわめきちらしているが、了承した総務大臣としての責任はどうなるのか。
今日の報道では、日本郵政の「取引は公正である」という説明に「不快感」を示しているそうだ。おまえの「快、不快」は関係ないだろう。
誰かを不正だと断罪しておいて、
「不正じゃないなら公正の証拠を見せろ」
と言っている。まるでいじめっ子だ。
本来なら、不正を断罪する側が不正の証拠を示さなければならない。
鳩山邦夫のやっていることはリンチにすぎない。

内閣府が16日発表した2008年10―12月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質で前期比3.3%減、年率換算で12.7%減となった。

そうである。
前にも書いたので繰り返さないが、麻生内閣既得権益の傀儡政権、「改革骨抜き内閣」だと私は思う。
株価は、小泉内閣発足以前の値段に戻ってしまった。
構造改革だけでなく、景気のほうもすべてぶち壊しにしたという印象はぬぐえない。しかも、財務金融大臣は世界中の記者の目前でろれつが回らない。
麻生政権を支持している13%の皆さん、自殺してください。