「重力ピエロ」、「風をあつめて」、「ヤッターマン」

桑田啓祐がはっぴぃえんどの「風をあつめて」を歌っていた。
それで思い出したのだけれど、「スラムドッグ$ミリオネア」の兄弟が見下ろしているムンバイの町、これはどこかで見たと思ったのは、「風をあつめて」の
「緋色の帆を掲げた都市が停泊してるのが・・・」
というあの歌詞とあの時代だったのかもしれない。
「だから僕も風をあつめて・・・」
映画「重力ピエロ」は、あちこちでなかなか好評のようだ。今朝の新聞の映画評では手放しの激賞ぶり。
あらためていうけど、加瀬亮岡田将生小日向文世がすっごくいい。
だが、MovieWalkerの五段階評価はなかなか辛い。私はこれはたぶん原作を読んでいる人の評が容赦ないせいだと思っている。
原作を全く知らずに観ている私としては、今年見た映画の中でもかなりよい作品のひとつであるからだ。
伊坂幸太郎のいう「低温のロックンロール」かすかに耳に残るその乾いたドラム。
そんなわけで、かえって原作に興味が湧いているというわけ。

今日は木曜日なので週刊文春を買う日。
例によって小林信彦のエッセーを読むと、なんと、今週もまた「ヤッターマン」を観にいっている。「グラントリノ」を観にいく途中で気が変わったとか。
こんなことで感動する私がおかしいのか。それにしてもファンキーな。
おっぱいバレー」も観にいったそうだが、かんばしくなかったそうだ。もっともこちらは、最近お気に入りらしい綾瀬はるか目当てに違いないが。
今日は雨。ひさしぶりにジャケットを羽織った。