カヌー犬・ガクの生涯

knockeye2005-05-06

『カヌー犬・ガクの生涯』を読んだ。
カヌー犬・ガクの生涯―ともにさすらいてあり (文春文庫)
野田知佑という人の文章は、翻訳っぽくて好きだ。
きのうの「法然」が、頭に残っているせいか、野田さんに隠遁の志を感じてしまった。むしろ、私がそういう傾向のものを選んでしまっているのか?「ひとりだと寂しくないですか?」とか聞かれることがあるが、それは逆で「寂しいからひとり」なのだ。その寂しさの原因は、どこにあるのか分からない。
一度、講演を聴きに行ったことがある。そのとき、「日本で環境運動をやっていると、いつのまにか、反政府運動みたいになってしまう」と言っていた。愛・地球博かいまいち盛り上がらないのは、環境をテーマにしたせいではないかと思う。違いますかね?誰も本気じゃないしね。