サーリャンカ、クワス

今週の土曜日は休めそう。月曜は出勤だけど。
風間深志が「ボルシチより、サーリャンカが口に合う」と書いている。サーリャンカは旨い。ロシア料理のなかでは、さっぱりしていてちょっとすっぱい。
小林信彦さんの今週のコラムは、なぜかクワスにふれていた。小千谷の娘さんのところで「探偵ナイトスクープ」を見ていたら、松村邦洋クワスを探す回でしたんですと。
クワスも旨かった。「これが『戦争と平和』にでてきたクワスかぁ!」という感慨も幾分かは手伝ったと思うが、味は「リベラ」に似ている。
リベラは、カゴメが1980年代に発売していたスイスの清涼飲料で、当時から味には賛否両論、毀誉褒貶があったものの、わたしは好きだった。カゴメ自体も半信半疑で売っていたらしく、すぐに引っ込めてしまった。商売に短気はいけない。「商いは牛のよだれ。長く細くだらだらと」と申しますな。
後日談として、わたくしツーリングで立ち寄ったどこかの「スイス村」で、このなつかしのリベラを飲んだ記憶がある。あれはまぼろしだったろうか。
小径の自転車のよいところのひとつに、坂道が楽という点が上げられる。坂の多いこのあたりでは大きな利点だ。今日は、五月まで住んでいた、さがみ野駅周辺まで足を伸ばした。馴れてきたのかケツもあまり痛くなくなってきた。歩いていける距離以上はちょっと無理そうだけど、バイクでチョイ乗りするよりエンジンにも健康にもよさそうだ。
この自転車もバイクと同じく6速なので、(ジェベル200より1段多いが)うっかり6速のままで坂を上ろうとかすると、太ももの筋肉が痙攣する。自転車に乗ってみて、初めて分かるエンジンの気持ちである。