土曜日、「白ゆき姫殺人事件」を観た。日曜日は、台風並みの大雨でどこにもでかけなかった。
中村義洋監督は信頼してる。いちばん好きなのは「ジャージの二人」かもしれないが、「ポテチ」、「ジェネラルルージュの凱旋」、「ゴールデンスランバー」、「アヒルと鴨のコインロッカー」、今調べたら、「松ヶ根乱射事件」もそうだった。
でも、今回のは、ひとつは、ミスキャストだと思います。井上真央は‘どこにでもいる地味なタイプ’ではないです。
もし、この映画を観た人は、試しに、頭の中で、井上真央の役を、森三中の黒沢に代えてみて。そっちの方が絶対面白いから。どんなに演技力があっても、美人をブスには変えられないというのが真理ですね。
もうひとつは、湊かなえの原作がいかがなものかと。中島哲也「告白」はよかったけど、でも、どこか西部劇みたいだった。そこが面白かったんだけど、日本の中学を舞台にした西部劇。
なんか喫茶店で女の子同士が話している都市伝説、みたいなのが湊かなえの小説だと思う。ちなみに、同じようなテーマで、君塚良一が脚本・監督をした「誰も守ってくれない」という映画があったけど、監督、君塚良一と中村義洋の差というより、オリジナルの君塚良一と湊かなえの差だと思う。
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