このところのお盆は、まいとし帰阪する。親孝行にはなっていないが、帰らないよりはましだろうということで。
ことしはあべのハルカスに、デュフィ展が来ているのにかこつけて行ってみた。私はもう観ているので、両親に紹介のつもりだったが、あまりぴんと来なかったみたい。展望台はものすごい行列で断念した。
今回、思わぬ拾いものだったのは、姫路市立美術館でやっているスズキコージの原始力展。自由で解放されていて素晴らしかった。絵本の原画は観たことがあったが、大画面のアクションペインティングみたいのは、はじめて知って衝撃を受けた。
とくに、図録みたいのがないのが残念だったが、今回のための描き下ろしも何点か、じつは、全部そうかと思ったほどだった。
夏休みなので、子供たちも多かったが、目を輝かせているようなのが印象的だった。こどもは正直なので、ふつう、美術館の子供というと、ぐずついているか走り回っているかなのだけれど。
東洋陶磁美術館にも伊万里を観にいった。
常設展には、こちらの展覧会でも何度か観た、飛青磁の玉壺春や、鈞窯の月白の茶碗などもあった。