2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「グランドフィナーレ」

最近に観た映画では「ルーム」、「スポットライト」、「グランドフィナーレ」が良かった。その中でどれか1本だけお薦めするとなると、「グランドフィナーレ」だろう。 この監督のパオロ・ソレンティーノが「きっとここが帰る場所」っていう、ショーン・ペン…

黒田清輝

ちょっと書きかけたけど、上野の東京国立博物館で、黒田清輝を観てきた。 私個人は、生意気盛りに、明治以降の日本の絵なんて、全部ひっくるめてろくでもないと、多寡をくくっていた時期もあった。現にそう思っていた。 昔は、その頃の日本人の絵を、邯鄲の…

イチローはすごいなって話

今更ながら、イチローはすごいなっていう話を書いとく。 16日のブレーブス戦で、日米通算25年目のプロ野球人生初の、「代打の代打」を送られた。代打で打席に立ったんだけど、ブレーブスの監督が投手を左投手に交代させたんで、マーリンズの監督は、イチロー…

箱根 彫刻の森美術館 横尾忠則「迷画感応術」

熊本と言えば、気になるのは吉村さん。ネットが今みたいに悪意に汚染される前、バイクツーリストは一緒にキャンプしたり、写真を見せっこしたりしてつるんでいた。ゆるいつながりだし、いつの間にか解消したし、それでいいと思っているのだが、ただ、残念な…

ボッティチェリ

鎌倉に行った翌日曜日は、上野に黒田清輝とカラヴァッジョを観に出かけた。 これは、先週予定していたのだけれど、うすら寒い天気でうっかり垂れ込めて過ごしてしまったのだが、やっぱり、ポジティブでなきゃいけないというのは、せっかく東京国立博物館の庭…

鎌倉 牡丹園のリス

ないことに、半日ではあるが、土曜日出勤になってしまった。皮肉なほどよい天気なので、鎌倉にでも、名残の花を観に出かけた。 今年、段葛を改修したとは聞いていたけど、沿道の桜まで全部植え替えたとは知らなかった。だったら、ソメイヨシノはやめてイトザ…

『絶望』

絶望 (光文社古典新訳文庫)作者:ナボコフ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/04/24メディア: Kindle版 ナボコフがアメリカに渡る前、ドイツに亡命中、まだロシア語で書いていた頃の小説。 若島正が翻訳したのを読んで『ロリータ』ってこういう小説だったん…

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」は、ほんとは「ピロスマニ」と同じ日に観た。 「ピロスマニ」を画家の伝記映画だとすれば、「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」は、カメラマンのドキュメンタリーということになる。 でも、これはたとえば、アンリ・カル…

オリンパスSH-2で龍峰寺の桜

花冷えというのか、どうにも意気沮喪する天気で出かける気にならずにいたが、染井吉野も満開の頃だそうなので、オリンパスSH-2で龍峰寺の桜を撮りに行った。 ただ、朝からうすら寒いどんよりした空模様だったので、あっという間に暮れてしまったが。 さすが…