笑の大学

knockeye2006-04-17

笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

『笑いの大学』を見た。先日の『奥様は魔女』といい、少しずつ古い。余計なお世話なんで、見たくなったときに見るのである。それにしても古さがビミョーだ。
いまさら言うまでもないかもだが、三谷幸喜の原作、脚本を、テレビドラマ『総理と呼ばないで』のディレクター星護が監督した。
三谷幸喜の名前を始めて意識したのは『王様のレストラン』だった。忘れもしない1995年のテレビシリーズである。1995年ってのはひどい年で、阪神淡路大震災で明け、オウム事件で暮れた感がある。とにかくテレビはそればっかりやっていた。ダウンタウンとスマップがいなければ、1995年のテレビは、24時間オウム事件で埋め尽くされていたかもしれない。そんな中で記憶に残っているドラマは、『星の金貨』と『王様のレストラン』だけだ。いいかえれば、1995年のテレビには、ダウンタウンとスマップと三谷幸喜しかいなかった。このときから三谷幸喜を横目で追っている。
藤田嗣治展を見て新橋駅で地下鉄からJRに乗り換えようと歩いていたのが大体午後4時半から5時の間。昼飯抜きになってしまったので、虫やしないというにはちょっと重いくらいの物など食べつつ、関東のおばさんの会話など聞きつつ、映画でも見ましょうかと、田舎者に見られるのも気にせず、ぴあをめくっていたが、わたくし映画をなぜ見ないかというと、いったん上映時間を逃してしまうと二時間もつぶさなければならない。これがむずかしい。美術館、映画館、なんか食う、これ以外のことは都会でしたことがない。二時間。んー、何すりゃいいのかなぁ?と考えているうちに家にたどりついている。で、DVDでも見ましょうかということになる。
恵比寿で、三谷幸喜夫人、小林聡美主演の『かもめ食堂』という映画がやっていたので、そこまで15分で行けたら「見られたのになぁ」とすでに過去形でひとりごと。
その店に傘を忘れてきてしまった。富山仕様のでかい傘で骨がカーボンファイバーでできている。横浜から電話して取っておいてもらうことにした。