平城京遷都1300年祭

ゴールデンウイークに帰ったときは、弱気なことを口にしていた父親だったが、今回元気が回復したらしくて、浮世絵展を観終わったあと、いいっていってるのに、奈良まで行こうといいだした。
三宮から奈良まで。
わたくし関西を離れて久しいので、それがどれくらい隔たっているのかうまくイメージできない。
それに、わたしは関西といっても、モータリゼーションの恩恵を受けていたのは、おもに京都と、兵庫の片田舎で、大阪のど真ん中は極力避けてきた。
父親のいうことには、お盆休みなので、大阪を突っ切っていけば、三宮から奈良まで一時間ほどだとのこと。
「ええ?」
とか言ってたんだけど、実際そのくらいで着いちゃいました。
便利になったもんだな。
大極殿朱雀門をチラッと見て、去年、東京で人気を博した阿修羅像を、興福寺の国宝館で観た。
気に入ったのは、木造天燈鬼・龍燈鬼立像。こういうの、今でも、庭に置いて、常夜灯にしておくとよさそう。
急なことだったので、カメラを持って出なかったのが悔やまれる。
しかし、とにかく暑かった。鹿も猫みたいに、涼しいところにおなかをベタッとつけて寝ていた。