滅多に行かないので、気がついていなかったけど、いつからか知らないけど、副都心線と東横線がつながってて、その他にも、東武東上線、西武有楽町線、池袋線、なんかわからないけど、色々つながって、とにかく、池袋から横浜みなとみらいまで、直通で行けるのね。おかげで爆睡。
横浜美術館は、最寄りの駅はみなとみらいなんだけど、こっちから行く時は、横浜駅で下りて歩いてしまうので、みなとみらいの駅からMARK ISの地下を経由して、美術館の正面に出られるのも気がついてなかった。
中島清之の展覧会。
「横浜おもしろい画家 日本画の迷宮」ってサブタイトルだから、もっとキッチュなのかと思ってたら、とんでもない、堂々たる画風でした。
片岡球子が無心に何か描いている横顔のスケッチなどもあり、交流を忍ばせる。片岡球子を帝展から院展に引き入れたのは、中島清之だったそうだ。その頃、昭和のはじめ、帝展の画家は、院展の画家を「朦朧派」と呼んで、 馬鹿にしてたそうで「朦朧」は蔑称だったことが分かる証言です。
この絵に出くわした時は、「お」と思いました。この画題は、小林古径、小倉遊亀にもあり、あの流れにも連なる絵描きなんだなと(院展、帝展とかそういう意味でなく)はっきりわかるからで、わたしは小林古径が好きなので。
よい絵がいっぱいありましたけど、特にこの
浄瑠璃を描いた三部作はみごとだと思います。
三渓園臨春閣襖絵の梅図、牡丹図、竹図、鶴図は、マスターピースと呼ばれると思います。
ちなみに、中島千波のお父さんです。
それから、常設展に、宮川香山の《俵ニ鼠酒盃》っていうのがありました。横浜美術館の常設展は、撮影可なので。
写真で見ると、茶碗くらいに見えると思うけど。