青木野枝の鉄の彫刻は、インタビューによると、特に「もの派」を意識していないそうだ。
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こういう感じなんだけど、そう言われると確かにもの派というには作家の手が加わりすぎているかも知れない。
私は、もの派の菅木志雄の作品が好きで、青木野枝も、鉄の彫刻家というより、どちらかというと「もの派」の作品を観るつもりでいるところがある。
今回の展覧会では、一階ロビーの展示品だけが撮影可だったのだけれど、そういうわけで、今回の展示では、入り口近くにあった
これが一番よかった。
インタビュー記事にある、2014年にクラクフの現代美術館で展示した《立山/クラクフ》が原型であるようだ。鉄板の上に石鹸を積んでいる。
府中市美術館は、府中の森公園も魅力の一つで、この季節は落ち葉の匂いが肺に心地よい。
駅からは少し距離がある。2020年3月1日まで。