何年かぶりに東京モーターサイクルショーに行った。おそろしく寒かったが、おかげで少しは混まなかったのかもしれない。 関東に来た最初のころは、キャンギャルの写真なんかを面白がってたものだが、二年とたたず飽きてしまった。というのは、はっきりいって…

今年はまた桜を追いかけてみようかなと思っている。例年に比べて、みのがしたくない映画や展覧会が少ないので。「人類遺産」って映画を観たけど、ただの廃墟写真集だった。あれだったら「残されし大地」の方をお勧めしたい。どっちもシアターイメージフォー…

「お嬢さん」は、アジアなんとかで賞を総なめしたみたい。「コクソン」はグランプリだったかな。浅野忠信が「淵に立つ」で主演男優賞を獲たのは喜ばしい。「淵に立つ」はそうとうよかったと思う。 「お嬢さん」は日比谷シャンテで観た。上映まで時間があった…

春めき桜って桜は、たぶん、関東のこのあたりにしかない桜らしいが、ほかの桜とちがって花の香りがつよい。今日、お花見に来ていた人が「なんか目の悪い人も楽しめるように開発されたらしいよ」とか話していた。ほんとかどうか知らないが、信じたくなるくら…

ヨーヨー・マの映画をル・シネマで観たついでなので、地下のザ・ミュージアムで開催されている河鍋暁斎の展覧会ものぞいてみた。 河鍋暁斎については、おととし三菱一号館であった大きな回顧展を観て失望した。 河鍋暁斎は歌川国芳の弟子だが、同じく弟子の…

韓国映画を観たついでってわけでもないが、朴槿恵が大統領を辞めさせられたね。 「韓国民主主義の輝かしい勝利」みたいな書き方を、ファイナンシャル・タイムズがしてましたが、しかしながら、朴槿恵を選んだのも自分らじゃないですか？。 法的手続きを経た…

どういうわけか韓国映画の一日。しかも、「コクソン」は１５６分、「お嬢さん」は１４５分。 「コクソン」は、エクソシストみたいでもあり、ゾンビっぽくもあり、鈴木清順みたいでもあり、黒沢清みたいでもあった。 私が知らないせいもあるかも知らないけど…

なかなか暮れない夏の夕暮れ作者:江國香織発売日: 2017/02/10メディア: 単行本 江國香織の新作。ナボコフの『賜物』以来、なかなかよい小説に出会わなかった気がするけど、江國香織はさすが。『抱擁、あるいはライスには塩を』と同じく、風変わりなお金持ち…

Bunkamuraル・シネマで「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」。ヨーヨー・マが２０００年に立ち上げたシルクロード・アンサンブルの現在までの軌跡を丹念に追ったドキュメンタリー。監督は、「バックコーラスの歌姫たち」のモーガン・ネヴィル。 ヨーヨー・…