付記

 麻生太郎財務大臣が、日銀の次期総裁人事について‘学者は組織を運営したことがなく、日銀総裁にはふさわしくない’との考えを示したそうだ。
 しかし、アメリカの現FRB連邦準備制度理事会 理事長のバーナンキは、まさにその‘組織を運営したことがない経済学者’なのだが、アメリカでの評価は非常に高いようだ。

 言葉をそのまま返せば、政権担当時期において、麻生太郎自身は日本の総理にふさわしかったのかと言いたい。
 この人の言動には、‘思慮深さ’を感じない。得意淡然、失意泰然というけれど、この人の態度はその真逆。選挙に大勝して、閣僚にかえりざいて、調子に乗っているとしかみえない。前政権時の失敗を反省しているのだろうか。たぶん、‘おれのせいじゃねぇし'と思っているのだろう。典型的なspoiled kidだと思う。