『オッペンハイマー』

 町田まで行って一応IMAXで観た。
 クリストファー・ノーランってわかりやすいって思った。
 私つねづね思ってきたけど、日本が唯一の被爆国とか言って被害者ぶってるの何か気持ち悪いんですよね。同じ日本人として恥ずかしい。
 日本もドイツも原爆を開発しようとしてたんだけどできなかっただけだし。原爆開発競争に負け、戦争にも負けたってだけだし。
 原爆こそ使わなかったけど、重慶では絨毯爆撃やってますし。非戦闘員巻き込んで無差別殺戮してますし。
 それなのに、日本人のどれくらいの人が重慶のことを知ってます?。自分たちがやられたことは声高に言うけど、やったことは知らないは、通らないと思います。
 それでも、ホントに核の脅威に反対しようという意思があるなら、それは真摯な態度だといえますよ。でもね、日本って核兵器禁止条約にいまだに署名も批准もしてないんですよね。
 何が世界唯一の被爆国だよ。馬脚が見え過ぎなんだよ。
 つうわけで、『オッペンハイマー』は面白かった。特に、エミリー・ブラントの演じたオッペンハイマー夫人がかっこよかった。
 クリストファー・ノーラン作品としては『ダンケルク』からの流れでストレートに見られると思うのだけれど、一体全体、何でこれの公開で揉めたのか?。わけがわからない。日本人としては、これの公開で揉めたこと自体が恥ずかしいわ。
 だって核兵器禁止条約に不参加なんだよね。核の傘さまさまなんだよね。だったらその核を開発した英雄は、大谷翔平なみに崇め奉りなさいよ。
 ふにゃふにゃした倫理観の国だわ、ホントに。


www.youtube.com