『オッペンハイマー』

 町田まで行って一応IMAXで観た。
 クリストファー・ノーランってわかりやすいって思った。
 私つねづね思ってきたけど、日本が唯一の被爆国とか言って被害者ぶってるの何か気持ち悪いんですよね。同じ日本人として恥ずかしい。
 日本もドイツも原爆を開発しようとしてたんだけどできなかっただけだし。原爆開発競争に負け、戦争にも負けたってだけだし。
 原爆こそ使わなかったけど、重慶では絨毯爆撃やってますし。非戦闘員巻き込んで無差別殺戮してますし。
 それなのに、日本人のどれくらいの人が重慶のことを知ってます?。自分たちがやられたことは声高に言うけど、やったことは知らないは、通らないと思います。
 それでも、ホントに核の脅威に反対しようという意思があるなら、それは真摯な態度だといえますよ。でもね、日本って核兵器禁止条約にいまだに署名も批准もしてないんですよね。
 何が世界唯一の被爆国だよ。馬脚が見え過ぎなんだよ。
 つうわけで、『オッペンハイマー』は面白かった。特に、エミリー・ブラントの演じたオッペンハイマー夫人がかっこよかった。
 クリストファー・ノーラン作品としては『ダンケルク』からの流れでストレートに見られると思うのだけれど、一体全体、何でこれの公開で揉めたのか?。わけがわからない。日本人としては、これの公開で揉めたこと自体が恥ずかしいわ。
 だって核兵器禁止条約に不参加なんだよね。核の傘さまさまなんだよね。だったらその核を開発した英雄は、大谷翔平なみに崇め奉りなさいよ。
 ふにゃふにゃした倫理観の国だわ、ホントに。


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東京モーターサイクルショー 英国編

 英国のバイクはもちろん今までも出展していたけれど、多分ブレグジットとTPP加盟のために増えている。

NEW THRUXTON FINAL EDITION
NEW THRUXTON FINAL EDITION

https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/classic/thruxton-rs/thruxton-final-edition-2024

TRIUMPHはもちろんだけど、

MUTT
Sabbath 250cc

MUTTは初出展で、125cc、250ccなど、日本向けのラインナップを揃えてきていた。もうすぐ125ccが原付免許で乗れるようになるので。

www.muttmotorcycles.jp

加えて、ロイヤルエンフィールド。
もともと、イギリスのメーカーで、今は本社がインドにある。

ロイヤルエンフィールド
ロイヤルエンフィールド

聞いた話によるとインドの熟練工が人海戦術で作っているそうで、このサイドカーのエンブレムは手描きだそう。そう言われるとエンジンにもマジックがかかってそう。

www.royalenfield.co.jp

DEUS

jp.deuscustoms.com

デウスはオーストラリアですけどTPPつながり。

『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション 前章』『マダム・ウェブ』

 私、基本的にアニメ見ないんだけど、日本のアニメのレベルは高いわ、結局。
 『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション 前章』のことだけど、絵、シナリオ、キャスト、オリジナリティ、文句のつけようがない。すばらしいとしか言いようがない。
 こういう比べ方は変かもしれないけど、同じく少女グループの活躍するSFって観点で『マダム・ウェブ』と比べてみたら。まあ、比べるのがやっぱりおかしいわ。
 どちらもエピソード1って趣きなんだけど、『マダム・ウェブ』の方は「これで当たったら続編作るのね、はいはい」って感じ。正直、前のバットマンの「ホーム」シリーズみたいの始められたらラッキーかな。
 でも、『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション 前章』の方は期待感の高まり方が違う。けど、何ならここで終わっても全然満足くらいお腹いっぱい。原作ファンの方は何て言うか知らないけど。
 あのちゃんは当て書きってレベルじゃなく、あのちゃん本人よりむしろこの声優の方がしっくり来るくらい。主題歌も上手い。
 しかもこの不穏な空気感が今の日本の空気感を見事に映してる。無闇にお勧めしたいレベルです。


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dededede.jp

東京モーターサイクルショー Kawasaki編 およびその他の電動二輪

 電動二輪って意味でいちばん驚いたのはKawasakiのハイブリッド

Z7 hybrid
Z7 hybrid

プロトタイプではなく実際に売るみたい。メーカー希望小売価格 1,848,000円~。

www.kawasaki-motors.com

Z7 hybrid 諸元
Z7 hybrid 諸元

www.kawasaki-motors.com

バイクの限られたスペースにエンジンとモーターの両方を積み込むって発想はなかなか。
重量226kgは同じ排気量のKX450(112.6kg)のほぼ2倍。果たしてどうなんだろう。

KX450
KX450

KX450は保安部品のついていないレース車だから軽量には違いないものの、それにしても2倍って。

 もちろんEVもありました。

Z e-1
Z e-1

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メーカー希望小売価格1,012,000円。こっちの方がだいぶ安いですね。

二輪は雪が降るような季節にはまず乗らないし、少なくとも四輪よりは連続航続距離も短くなりがちだし、長距離の物流にも使わないので、四輪より二輪が電動に向いてるのかなと、こういうのを見せられると、信じさせられちゃいますね。ブツの力。
 去年、大々的だったCAKEは今年は出展してません(後で調べたら倒産してた)でしたが、ENERGICAは今年も。

ENERGICA EXPERIA
ENERGICA EXPERIA

価格はこの写真の装備だと 5,885,200.00円するようだ。「ベンツ?」ってすぐに頭に浮かぶが、しかし、EUではガソリン車が2035年から販売禁止になるので。

energica-moto.com

最近身近に充電スタンドを見るようになったのも確か。


 ちなみにHONDAのEVは

EM1 e
EM1 e:

こんな感じ。

EM1 e:のバッテリーパック
EM1 e:のバッテリーパック

スマホと同じ感覚ですね。

Kawasakiのブースで目を引いていたのは、EVとは真逆の昔懐かしいバイク。

メグロ
メグロ

 Kawasakiの二輪の原点。というか、そもそもKawasakiは川崎重工なのであって、重工業でもないバイクに手を出すキッカケは目黒製作所を吸収合併したことだった。
 昔、Kawasakiのバイクに乗っていたことがあったが、年配の人なんかには「メグロか」と言われたものだった。

KLX230
KLX230

 Kawasakiのバイクは巡り合わせで長続きせずすぐに手放すことが多かった。KLXもそのひとつ。今年新たに復活するそうだ。230ccの空冷みたい。私の乗ってたKLX250は水冷だったけど。

KLX230
KLX230

安心してください。もちろんライムグリーンもありました。

東京モーターサイクルショー BMW編

 今年はBMWだけが「キャンギャル」っていうのを使っていた。「不適切にも程がある」じゃないけれど、不思議なもので今は「もういいわ」って感じになる。
 昔は嬉々として

こういうの

撮ってたけどすぐに飽きた。
 BMWのボクサーエンジンにはいつ見ても感動する。

こんな横に突き出るエンジンを

最初にバイクに乗せようと考えた人は偉い。

www.bmw-motorrad.jp

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 しかしながらご時世という意味で今年目を引いたのは

CE 02
CE 02
CE 04
CE 04

の電動スクーターだった。

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 BMWの本気度が伝わるデザイン。
 個人的には、電気自動車よりは電動二輪の方がまだしも可能性がある気がしている。
 モビリティの全体像を考えると、この世の自動車全部が電気自動車になる未来に、一体どのくらいの発電量が必要になるのか想像もつかない。
 また、もしこの世のガソリン全てが電気に置き換わったとしても、電気というエネルギーに全依存する危険性も懸念すべきだと思う。電気が終われば全てが止まる。
 安全保障の点からも正しいと思えない。非効率に見えても、水素、電気、エタノールなど多様なエネルギーが選択されるべきではないかと思うのだけれど。
 その意味で、都市コミューターとしてのスクーターは電気って選択はありかなとも思う。そうなると、でも、でかい必要はなくなる。そうなると電動キックボードでよくねえかってなるかも。


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 コストの差がありすぎるし。何なら所有する必要もなく、シェアでよくねえかってなるかも。

東京モーターサイクルショー CRF1100L Africa Twin

 デカいバイクにそもそも興味がないので、今まで気にかけてなかったから、これまでのショーにも出てたのかもしれないが、NX400の後ろにアフリカツインがあった。

2024 CRF1100L Africa Twin
2024 CRF1100L Africa Twin

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/20240324/20240324222622_original.jpg

 アフリカツインはホンダのオフ車の最高峰だと思う。それが今気がついたんだけど、すでにクラッチがマニュアルではなくオートマになっていた。

CRF1100L Africa Twin
CRF1100L Africa Twin

 しかも、サスペンションも電子制御なのだそうだ。動画で砂漠を走るアフリカツインが見られるけれど、こんな走りがオートマでできるのが信じられない。

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 今年の目玉はE-Clutchで、これはクラッチレバーをにぎらずにシフトできるシステムだそうだ。昔から上手い人はアクセルとシフトペダルだけで操作できるってことがあったが、それを電子制御でやれるってことなんだろう。

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東京モーターサイクルショー2024 HONDA NX400速報

 週末に東京モーターサイクルショーがあった。
 あいかわらずすごい人をかき分け写真を撮ってきたけど、速報的にびっくりしたのはHONDAのNX400。

HONDA NX400 諸元
HONDA NX400 諸元
HONDA NX400
HONDA NX400

 ホンダの「NX」っていうと、1980年代に「AX-1」っていうオフ車とオン車の中間くらい。かと言ってアドベンチャーというほど攻めてもなく、スポークレスのタイヤに水冷エンジン。ハーフカウルに小さめの二つ目ヘッドライトっていう、それなりに流行ったバイクがあった、その弟分というか125ccタイプという位置付けの「NX125」ってバイクがあった。
 これがなぜかAX-1とはまったく違う見た目で、タイヤはスポークホイールだし、ハーフカウルながら目はひとつだし、エンジンは空冷だし、どっちかというかこっちの方がアドベンチャーっぽかった。
 AX-1に125ccの選択肢を与える意味を感じなかったのだと思う。海外向けのみに売っていたNX650を125ccにおもっきりスケールダウンしたバイクNX125を、AX-1の小排気量な選択肢として組み合わせたのだった。
 しかし、AX-1自体がXLR250のオルタナティブってイメージだったから、そのさらにオルタナティブのNX125は、かなり控えめな印象になっていた。
 当時、オフ車の250ccに乗っていた私としては、デュアルパーパス(と当時言っていた)としてダートを意識しないなら125ccくらいのコンパクト感が逆にいいのかなと思っていた。これって今ヒットしてるハンターカブと発想は一緒だと思う。
 それからずっと気に掛かってきたNXが400ccの排気量で復活した。国内ではNX125がNX400にジャンプアップして復活したことになるが、海外では、NX 650がNX500にコンパクトになって復活ってことになる。公式サイトでは海外向けのNX500の写真が上がっていてまだ400の写真が間に合ってない。
 その意味では、かなりほやほやのニュースなんだろうと思う。CRF250に対してNX400という選択肢を用意したHONDA。これは確かにちょっとグラッと来る。

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