2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

安物大国の鎖国の民

最近、浅い時刻に眠って深夜に起きてしまうことが多い。うとうとしながらテレビをザッピングしていると、ハーバード大学の授業が史上初めて公開されたというのをNHKで放送していた。 今まで、非公開にされてきたハーバード大学の授業だが、あまりの人気の…

ユルスナールの靴

ユルスナールの靴―須賀敦子コレクション (白水uブックス―エッセイの小径)作者: 須賀敦子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2001/11/01メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る先週はまったくブログを更新しなかった。 最近としてはめ…

長谷川潾二郎展

昨日、出勤だったのだけれど、帰りに、大戸屋で桜えびのせいろご飯と、デザートに桜のムースを食べた。 富山には白エビ、甘エビがあったが、桜えびはこの東海の春を彩る風物詩だろう。 ‘さくら’‘咲く’‘酒‘幸く’、柳田国男によれば、これらの語源はみな同じだ…

歌川国芳展

ずっと行こうと思っていた歌川国芳展だけれど、先月やたらと忙しくて行けず、今日やっとかけつけた。 それで、ふと気がついてみると、この展覧会、前期後期に分かれていて、今日が前期の最終日だった。すべり込みで間に合ったわけだった。 府中市立美術館は…

「ニュ−ヨーク、アイラブユー」

ずっと見たいと思っていた映画が横浜の映画館にかかっていたので美術展のついでにたちよった。 ニューヨークを舞台に複数の監督が撮った映画と聞いていたのだけれど、オムニバスというより群像劇みたいな感じになっていて、どこからどこまでが誰の作品なのか…

ルートヴィヒ美術館展

ドイツのケルンにあるこの美術館の収蔵品の根幹をなすのはペーターとイレーネのルートヴィヒ夫妻のコレクションだそうだ。 「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」と銘打ってはいるが、そういうおげさな感じではなく、このご夫妻のコレクションを見せてもらって…

ルートヴィヒ美術館展、「ニューヨーク、アイラブユー」

これから行きたいかもしれない展覧会と映画

凍える寒さ。明日は雪になるかもしれないと天気予報が伝えた。 美術展 ピカソ 〜ルートヴィヒ美術館 http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/10/0408_picasso/index.html 長谷川潾二郎 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/2010202.h…

空のフォルダー

昨日の記事を書いた直後に日経のWEB刊にさっそくこんな記事が載った。 「最大の敗者は鳩山由紀夫首相」「不運で愚かさを増している」――。14日付の米紙ワシントン・ポストは核安全保障サミットに出席した世界の首脳を品評するコラムを掲載し、鳩山首相の立…

「月に囚われた男」

ハッと気がついたらもう水曜日。今さら日曜日のことを言うのも気が引けるのだけれど、森村泰昌とジャンルー・シーフを観た後、恵比寿ガーデンシネマで「月に囚われた男」という映画を観た。 クローンと宇宙飛行士という取り合わせは、「クローンは故郷をめざ…

ジャンルー・シーフ

ジャンルー・シーフの写真を見ていると、モノクロームという写真特有の表現がいかにセクシーであるかがわかる。ヌードが知的に見える。 でもたぶんそれは、モノクロームであるからではなくて、ジャンルー・シーフがモデルの知的な部分に敬意を払っているから…

森村泰昌 <なにものかへのレクイエム>

森村泰昌の作品を見ていると、わたしたちが、目で見る対象に対してどの程度自己を投影しているのか、つまり、他者はどの程度自己なのか、とか、または、自己のうちのどの程度までは意識して演じているものなのか、つまり、自己はどの程度他者なのか、とかい…

ジャンルー・シーフと森村泰昌

通天閣がない方の恵比寿駅下車。 東京都写真美術館にて、ジャンルー・シーフと森村泰昌を観てきた。

鎌倉の海蔵寺

まるで落とした手袋でもさがしに来たかのように、突然春が帰ってきて、鎌倉を歩く、たぶん他県からの観光客は、みんな冬服を小脇に抱えていた。 先週の日曜日、くもり空にたれこめてすごしてしまったせいもあるだろう、段葛の桜の盛りを見逃してしまった。八…

手をつないで走る徒競走

先日、国際教養大学の中嶋嶺雄と村上龍の対談を聞き書きした。 そのとき、ゆとり教育について、ちらっとふれたと思うのだけれど、あのあと思い出したのは、ゆとり教育‘華やかなりし’ころの小学校の運動会では、徒競走といいつつ、‘順位をつけずに皆で手をつ…

龍峰寺

朝からうすらさむいくもりぞらで、いっきにモチベーションが下がり、出ぐずってしまった。 そうなるとあとはもう惰性で、笑っていいともの増刊号などうつらうつら見ながら、気がつくととっくに午後という、そういう日曜日のすごし方になってしまう。 その間…

白泉寺のしだれ桜

きのうはものすごい風が吹いて、ちかくの幼稚園の門は倒れてしまった。 雨はたいしたことはなかったけれど、傘は役に立ちそうになかったので、モンベルのポンチョを着て出かけたのだけれど甘かった。後ろからの風で、マリリン・モンローみたいなことになって…

やっぱり教育は立て直さなきゃと思う

内田樹の「下流志向」は、その分析もさることながら、内田樹自身が 「目の前で何が起こっているか理解できなかった」 と語っている、常態化した学級崩壊こそ衝撃的だった。 父兄参観のときでさえまともに授業を受けているのは十人程度で、他の子は授業中だと…