2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『徘徊タクシー』

徘徊タクシー作者: 坂口恭平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る 『徘徊タクシー』という小説(著者 坂口恭平)を読んだ。 題名がいいです。「失恋レストラン」(唄 清水健太郎)みたいな感じだけ…

中澤弘光展

横浜そごう美術館でやっている中澤弘光展に、これは初日に出掛けた。 なんか今年のお盆休みに実家に帰って、鑑定団を観ていたら、この人の「潮風」という絵が‘発掘’されてた。 ちょっとタイミングよすぎる感じではあるんだが、それはそれとして、いい絵だな…

ピエール・シャロー、ジョージ・ネルソン、磯崎新

ビエール・シャロー、ジョージ・ネルソン、磯崎新を、汐留ミュージアム、目黒区立美術館、ワタリウム美術館で。 パリのサン・ギョーム通りに今も残る、ピエール・シャローのガラスの家は、古いアパルトマンを改築するに際して、住人が立ち退きを拒否した最上…

日本人が愛した官窯青磁

サントリー美術館で、「ボヘミアン・グラス」、東京国立博物館で、「日本人が愛した官窯青磁」、東京国立近代美術館 工芸館で「青磁のいま」。 ガラスと青磁の違いは、そのまま、西洋と東洋の違いかもしれない。 そもそもガラスへの憧れから作られ始めた中国…

「そこのみにて光輝く」

アミュー厚木で「そこのみにて光輝く」がかかっているので観にいった。 ロードショーでやっていたときも観にいこうかどうか迷ったのだけれど、自分のカンを信じ切れなかったこともあるけど、それより、テーマを考えると、はずしたときにあとにひきずりそうで…

エリート意識としての慰安婦問題

大前研一が日本のマスコミを「大衆迎合の高見の見物」と評した言葉が気に入っていて、わたしはこの国の新聞テレビの類でうるさく報じられることの多くはこれだと考えている。 しかし、朝日新聞がさらに質が悪いのは、「大衆迎合」の部分を「大衆扇動」と変え…

‘朝日文化’とは

今週の週刊SPA!で「もう朝日文化は壊滅してる」と、坪内祐三が発言してる。この人は、週刊朝日が橋下徹についての部落差別記事を書いたときも、意見は、どちらかというと週刊朝日に同情的だったのだけれど。 「朝日文化」というほどのものがあったかどう…

「物語る私たち」、「ローマ環状線 めぐりゆく人生たち」

先月の話になるけど、「物語る私たち」、「ローマ環状線 めぐりゆく人生たち」と「たち」つながりのドキュメンタリー映画を観た。 「ローマ環状線」のほうは、ヴェネチア国際映画祭で、ドキュメンタリーとしては、はじめて金獅子賞を獲得したっていう、ちょ…

朝日新聞の虚偽報道はほんとうに「歴史的事実」を変えていないか

‘「慰安婦は強制動員」 韓国外務省、朝日取り消しでも見解変えず’ という記事があった。 「見解変えず」って言うわりには、「強制連行」が「強制動員」に変わってる。 「動員」と「連行」はどう違うか?。たとえば、EXILEが、112万人を「動員した」とは言…

松本サリン事件から20年

このブログでも何度も書いてきたことだけれど、個人的には、松本サリン事件のときに、新聞を読むのを辞めた。地方紙と日経netは読んでいるので、正確に言えば、全国紙の一般紙を読むのを辞めたということになるが、松本サリン事件は、ウィキによると、1…