2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

官僚主義の反知性

原子力安全・保安院の‘やらせ’(シンポジウムなどで、原発の推進に賛成意見が多くあるかのように演出する)が次々に発覚してきた。 しかし、むしろ考えてみる必要があるのは、国民の生命、財産を脅かしかねない政策の可否にまで、このような‘やらせ’を必要と…

地デジ難民

今のわたしみたいのを‘地デジ難民’というそうだが、たかがテレビが見れないくらいで、難民呼ばわりされるいわれはない。 週刊現代に、反原発発言でテレビドラマを降板させられた山本太郎のインタビューがあった。反原発を表明すれば仕事を干される、あからさ…

「コクリコ坂から」

スタジオジブリの作品「コクリコ坂から」は1963年の横浜が舞台になっていると聞いて、観に行った。 と始まる、小林信彦のコラムがすごくいいので、観に行った。 「コクリコ坂から」は美しいタイトルだが、企画・脚本がその時代を知っている宮崎駿氏だか…

テレビとテレビが生んだ大衆の終焉

このところ節電という意識もあって、テレビをコンセントで切っている。リモコンで‘ピッ’とつかなくなると、テレビってのは見ないもんだな。 ひろゆきの‘ネット炎上観察記’で知ったのだが、去る6月15日、関東の民放19:00台の視聴率が全局10%を切っ…

思いつく権利

この夏、節電対策のために勤務時間が変わったので、ひさしぶりに昼間のテレビを見たが、あまりのつまらなさに驚いた。「電力消費のピーク時に放送を止めればいい」と発言して、ほされたタレントがいるが、むしろ正論だったと思う。国中が節電しているときに…

‘脱・原発依存’とは‘脱・官僚ver.2’だということについて

土曜日に「脱・原発に寄せて」という記事を書いたけれど、‘かなり’寄せたわけ。‘寄せて、上げた’といってもいい。善意に解釈して、私なりの思いを書いた。ただ、批判しようと思えばいくらでも批判できる。つまりそれだけ具体性に欠けている。 ちなみに、6月…

脱・原発依存によせて

魚住明と郷原信郎の対談を読んでいて気づいたのだが、検察とマスコミは癒着しているというだけでなく、行動原理を共有している。 自分たちがでっち上げたストーリーを既成事実化していくことが情熱のすべてであり、真実を知りたいという知的欲求、村上龍の言…

原子力ムラの天下りリスト

「AERA」と「SAPIO」という食い合わせの悪そうな二誌をまとめ買いした。 「AERA」には、「経産省から電力、原発団体への天下りリスト」が、実名で載っている。 北は北海道から南は沖縄まで、全国の電力会社の役員はもちろん(?)、56もの天…

インターネット・オブ・シングズ

週刊「東洋経済」に、前グーグル日本法人名誉会長、村上憲郎のインタビューがある。 これまでの日本の電力政策の根本は、いわゆる「安定供給」体制。たとえ、年に3日、合計10時間にすぎなくてもピーク時に電力不足を起こさない選択。そのために、2倍料金…

河野太郎のインタビュー

岡田克也という政治家は、何をやっているのか?。首をかしげたくなる。 今回の福島の原発事故で明るみに出た、政官財の癒着構造は、それこそ、自民党政治の構造そのものだ。 政権交代は、また、民主党という党は、こうした構造を改革することにこそ、結党の…

ほんとうのの対立軸、最大の敵

今、この国で起こっている様々なことの、いったい、何が対立軸なのか、という点を見誤ってはいけない。 九電社員が子会社社員らに対し、一般市民を装って再稼働賛成の意見メールを送るよう依頼していたことが発覚した。 これに対し、菅直人首相は6日、原子…

もはや政党の‘姿’をしていない

民主党の議員には、すこし、人格に問題があるようだ。 それは、今回の松本龍の発言だけではなく、それを受けて、民主党内から‘首相に任命責任がある’というたぐいの発言が相次いでいるが、そんな当たり前のことを言う前に、同じ民主党の政治家として、または…

電力自由化の遅れが日本のものづくりの息の根を止める

つらつら日経WEBの記事を拾い読みしてみる。 岩手県の達増拓也知事は2日、ソフトバンクと全国の自治体が7月上旬につくる「自然エネルギー協議会」に参加する方針を表明した。被災3県で初めて。 ソニーは沖縄県で自然エネルギーを効率的に利用するため…

「BIUTIFUL」

「バベル」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。「ノー・カントリー」のハビエル・バルデムが、主人公ウスバルを演じる。 「バベル」は、役所広司やブラッド・ピットなどが出演した、アメリカ、メキシコ、日本、アラブに舞台をとった群像劇だった…

岡田克也、古賀茂明

今日、「田勢康弘の週刊ニュース新書」に岡田克也が出ていた。 民主党の幹事長として、自民党、その他の野党と交渉しているつもりらしいが、今、自民党が提示している条件は、とにかく‘菅直人ではダメだ’といっているだけ。そして、そこに‘なぜダメか’という…