2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東洋陶磁の美

春の嵐。つよい南風が吹き付けたらしく、朝、部屋を出たとたんに風がなまあたたかい。 乃木坂で地下鉄を降りて、東京ミッドタウンまではまだよかったが、そのあと六本木ヒルズまでがすごかった。極力地下を通っていったが、最後の六本木駅から、森美術館の入…

ハッピーカン

コカコーラのハッピーカンがあたりました。 こんな時計が入ってました。 一生分の運を使い果たしちゃったな。

田中敦子

日曜日のつづき、東京都現代美術館で、靉嘔の「ふたたび虹の彼方に」と併催されている田中敦子の「アート オブ コネクティング」展も面白かった。 1955年に発表された<作品>(ベル)は、鑑賞者がボタンを押すと、5メートルくらいの間隔で床に置かれた…

靉嘔、難波田史男

東京都現代美術館に、靉嘔を観にいった。 ごく初期のころのフェルナン・レジェみたいなところを過ぎ、フィンガーボックス(「put your finger in・・・」とか画家が書いているのに、「展示品にはお手をふれないで下さい」と美術館の表示があ…

おまえの政治生命はどうでもいいよ

野田佳彦総理大臣が、「消費税増税に政治生命を賭ける」と発言しているようだが、何か勘違いしているのではないかと思うので、一応確認しておくが、日本は民主主義の国なので、毎年浮かんでは消えるうたかたの総理大臣の政治生命がどうあろうが知ったことで…

ぴあと小林信彦

小林信彦というひとは、1980年代には、世に言う‘天下を獲った’作家だった。 何度も書いていることだけれど、私が週刊文春を購読するのは、おもに小林信彦の文章を読むため。他の埋め草記事は、電車の中吊りで十分というか、むしろ中吊りの方が面白い。 …

薄熙来と文化大革命の再現

3月9日の記事に書いたことの結末だが、薄熙来は失脚したとみてよさそうだ。 薄熙来は王立軍と組んで、「打黒」と称するマフィア掃討で成果を上げたことになっているが、こちらの記事によると、 「わずか80日間で3万2771件の刑事案件を摘発し、9527人を逮捕…

冷害の備えはあるのか?

今日は、初台の東京オペラシティ アートギャラリーに、難波田史男の展覧会か、東京都現代美術館に、靉嘔と田中敦子と福島秀子と、ついでにクラウドスケープを観にいくつもりにしていた。難波田史男は来週が最終で、最終日は混むおそれがあるから避けたかった…

『東京の昔』

東京の昔 (ちくま学芸文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/01/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (21件) を見る 『絵空ごと』につづいて、『東京の昔』を読んだ。 『東京の昔』は、六つしかない吉田健一…

自民党が募金活動

ところで、映画のあと、海老名の駅前を通りかかると、甘利明が自民党の若い連中を引き連れて募金活動をしていた。 どうでもいいけど、「自民党」と染め抜いたのぼりをはためかせつつ募金するからには、自民党名義で寄付するはずである。 それは、はたして法…

「マーガレット・サッチャー」

まだ映画制作がはじまったばかりのころ、サッチャーの夫デニス役のジム・ブロードベントと昼食をとりながら、メリル・ストリープが突如マーガレット・サッチャーのしゃべり方をしてみせた。‘ぞっとするほど的確だった’と、ジム・ブロードベントは語っている…

「ニーチェの馬」

リドリー・スコットが、フジテレビ、YouTubeと組んで、Japan in a Dayという悪趣味な企画をやるそうだ。2012年の3月11日、日本人が何をしているか写真に撮ってupしろということだ。 相鉄の電車内で「大震災の起こった時刻に電車を停めて黙祷する」…

『絵空ごと / 百鬼の会』

絵空ごと・百鬼の会 (講談社文芸文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/06/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る 去年の今頃はもう春だったと思うのに、ことしはまだ冬。朝から冷たい雨が降っているのでどこにもでかけず、…

温家宝

これはもう去年のことになるのだけれど、温家宝が文革について語った。 中国の要人が、公式な場で、文化大革命について批判することは極めて異例だそうで、ニューズウィークが大きく取り上げた。 文革を語った温家宝の狙い | ワールド | 最新記事 | ニューズ…

鹿島茂、ディアギレフ、ルフェーブル

少し古い号の週刊文春になるが、鹿島茂の「私の読書日記」が面白かった。 この持ち回りの書評欄には、たまに、全文保存版だなと思える回があるが、今回がまさにそれだった。 ×月×日 四月八日から始まる「鹿島茂コレクション2 バルビエ × ラブルール」の解説…

綿井健陽のインタビュー記事

今朝の神奈川新聞に綿井健陽というジャーナリストのインタビュー記事があり、ネットでも探してみたのだけれど、見つからなかったので、メモ代わりに残しておくことにした。 東日本大震災から2日後の昨年3月13日、チェルノブイリ原発や劣化ウラン弾による…

藤牧義夫展

風邪が治まり咳が目立たない程度になったが、いきなり展覧会のはしごをするのも、体力的にどうかなという思いもあり(これは年のせいではない。私に体力があった時期は、全生涯を通じて一度もない)、鎌倉に藤牧義夫の展覧会を観にいった。 まあもともと風邪…