2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

坂本龍一 performance in NewYork : async

恵比寿ガーデンシネマで、「坂本龍一 performance in NewYork : async」を観てきた。 まず、一番驚いたのは、客席の最前列に福岡伸一がいたこと、ではなく、あれがライブで演奏できるんだってこと。『async』はituneに入れて聴いているが、ああい…

「無意識の差別をなくす」だって?

黒塗り問題で数字が稼げるとわかったのか、いつまでも引っ張って議論している。 呆れたんだけど、日本人の「無意識の差別」が問題だとか言い始めている。「無意識」の意味を分かってるんだろうか。「無意識の差別」はジェダイ・マスターにでもならなければ防…

『打ちのめされるようなすごい本』と社会主義 2.0

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)作者: 米原万里出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/05/08メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 145回この商品を含むブログ (58件) を見る 米原万里の『打ちのめされるようなすごい本』を読んでいる。書評集なので…

オペラシティアートギャラリーで川瀬巴水

雪で思い出した、は、こじつけだけど、こないだオペラシティアートギャラリーで観た谷川俊太郎展と併催されている常設展は、ここのコレクションとしてはめずらしく、センチメンタルというか、ウエットというか、懐古的な趣味の絵を並べていた。二川幸夫って…

大雪

こないだ菅官房長官が、新潟の大雪で立ち往生したJRにゴチャゴチャ言ったってことがあったけど、横浜で16センチ積雪とかで、東名高速通行止め。 同じ職場に福島出身の人がいるんだけど、「これ大雪っていわないよね」って言いあったわけだった。 日本列…

谷川俊太郎展

詩人で展覧会を開けるのは、まず、谷川俊太郎くらいのものだろう。東京国立近代美術館で吉増剛造展ってのは観たし、面白かったが、よく言えば実験的、私の勉強が足りないってだけのことだが、悪く言えば難解だった。たしかに今回の谷川俊太郎展と吉増剛造展…

ベロニカとの記憶

オススメ。「ベロニカとの記憶」。 原作は、ジュリアン・バーンズがブッカー賞を受賞した『終わりの感覚』。苦くとりかえしのつかない追憶の物語で、この原作は読んだけど、こうしてみるとたしかに語られない余白の部分が映画に向いていたのかも。 ベロニカ…

「ラサへの歩き方」

「勝手にふるえてろ」がよかったので前後したけど、ことしの映画はじめは、シアター・イメージフォーラムで「ラサへの歩き方」のアンコール上映だった。 チベット仏教のラサ巡礼をドキュメンタリー風に撮った映画。チベットの人たちは五体投地といって、地面…

「勝手にふるえてろ」

宮藤官九郎の2017年ベスト映画は「新感染」だそうだ。ほんとかよ。ただの駄洒落だと思って気にも留めなかった。 私の場合は、1年を振り返っている間に、半年ぐらい過ぎちゃいそうなので、あんまし、ベスト10とか考えないんだけど、それでも去年に関し…

トーハクに初詣

これは先週の話になるのだけれど、上野の東京国立博物館に出かけた。「トーハクに初詣」みたいなキャッチコピーにはもう何年も前からおなじみだったけど、実際に出かけたのは初めてだった。 というのは、実は(これは一生治らないと思うが)、渋谷に観に行く…

『塩一トンの読書』

去年の暮、新幹線で帰省しながら、車窓を眺めつつ、今年は久しぶりに飛騨古川の三寺詣りに出かけようかと思いついた。いつぞやみたいにまさかの雨ってことはなさそうなこ寒さなので雪像の蝋燭が映えるのではと思ったわけだった。 当日では、宿がとれないのは…

黒塗りの排除は典型的なドグマティズム

教条主義、あるいは、ドグマティズムとは何か。コトバンクによると、デジタル大辞泉には「状況や現実を無視して、ある特定の原理・原則に固執する応用のきかない考え方や態度。」とあり、ブリタニカ国際大百科事典小項目事典には「哲学上では定説主義や独断…

須賀敦子 池澤夏樹 個人編集 日本文学全集 25

須賀敦子 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 25)作者: 須賀敦子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/05/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 須賀敦子は、イタリア語やフランス語の本を日本語に翻訳するだけでなく、もちろん、それだ…

兵庫県立美術館の常設展

エルミタージュ美術館展でカメラで撮っていいのはエカチェリーナ二世の肖像画だけだったが、常設展はフラッシュをたかなければ大丈夫。公立の美術館の常設展はだんだんそうなっていくのかもしれない。 そのときのキュレーションがたまたまそうだっただけかも…

マトリョーシカのピース

年末に帰省して、兵庫県立美術館にエルミタージュ美術館展を観に行きました。 又吉直樹が音声ガイドをやってて、こんなマトリョーシカが飾ってました。一番小さいのはピース綾部ってシャレが効いている。 ところで、はてなブログって、iPad miniでは入力でき…

浜ちゃんが黒人差別したんだって その2

昨日書いたことについて、もう一回念を押しときたいんだけど、差別感情も悪意もない行為を差別だというべきなのかどうかってことを訊きただしたいわけ。 今回の場合、日本の浜田雅功ってコメディアンが、アメリカのエディー・マーフィーってコメディアンのモ…

浜ちゃんが黒人差別したんだって

信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍 作者: ロックリートーマス,不二淑子 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2017/01/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る なんか、大みそかにやってたダウンタウンの「笑ってはいけな…

小林信彦のエッセー

去年末からまた小林信彦氏のエッセイが再開している。 入院するまでのいきさつをつづった文章はすごい迫力だった。まるでコンピューターが暴走しているみたいな描写だった。改めて、すごい文章家だなと思った。 まだ病室で書いているそうだった。

はてなブログに引っ越しますわ

町田の団地 今年から、はてなブログに引っ越すことにした。今までためらってたのは、もう10年以上書いているはてなダイアリーがじゅうぶん気に入ってるってことがひとつ。そして、その間の膨大な駄文をこっちに移転するのに、いったいどれくらい待たされるの…