2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

バレエ・リュス展

順序が逆になるけれど、先週、国立新美術館で観たバレエ・リュス展について。 バレエに何の興味もないわたしが、アウェー感満々な展示会に足を踏み入れるのは、「バルビエ×ラブルール展」のとき、鹿島茂が バルビエとラブルールのセット展という発想そのもの…

オルセー美術館展

国立新美術館にオルセー美術館展を観にいった。 書き忘れてるけれど、先週末は、フィオナ・タンだけでなく、国立新美術館で開催中の「バレエ・リュス」の展覧会も観に行った。そのとき、そこでオルセー美術館展もやってるって知ったんだけれど、オルセー美術…

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

この週末、2本映画を観るつもりにしていたけれど、これの後味がよすぎて、もう一つの方はパスしてしまった。 ウディ・アレンが自分で監督しない映画に出るのは14年ぶりだそうで、監督したのは誰かというと、主演のジョン・タトゥーロ。脚本も彼自身なんだ…

「撤退」

世評ではツイッターは何のために存在しているかよくわからないらしいが、マスコミが取り上げない情報が入ってくるメディアは、個人的にはおもにツイッター。 反ヘイトのデモについては、有田芳生をフォローしていなければまったく知らなかったろうし、ガザや…

フィオナ・タン まなざしの詩学

東京都写真美術館に「フィオナ・タン まなざしの詩学」を観にいった。 商業映画そのものをアートと呼ぶのに別に躊躇するつもりはない。美術、音楽、文学、演劇を統合した映画という芸術は、事実上、いま最も盛んなアートだと言える。 そうした商業映画のシス…

『イエス・キリストは実在したのか?』

イエス・キリストは実在したのか?作者: レザーアスラン,Reza Aslan,白須英子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/07/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る 私も人並みに三連休だったので、今日は出掛ける予定にしていたのだけれど、この…

『英国の青年』

英国の青年 吉田健一未収録エッセイ (講談社文芸文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 吉田健一未収録エッセイのふたつ目。吉田健一のエッセイは、全集にも未収録のものがまだいっ…

桝添都知事もヘイトスピーチ対処へ

前回の最後に書いたが、大阪府警は自白強要で‘超'有名。自分の記事ですけど、リンク貼っておきます。 「殴るぞ」と自白迫る録音公表 てなわけで、すったもんだしている反ヘイトの現場らしいが、先日、大阪の橋下徹市長が市内でのヘイトスピーチ禁止の方針を…

「反ヘイト」とヘイト

今から一ヶ月前に、ニューズウィーク日本版に載った「反ヘイト」の記事について書いた。 ‘在特会の差別的言動が、公共に対する暴行であり、自分たちの社会の価値を侵害していると、多くの人が感じて、自然発生的な「反ヘイトデモ」へと結集していったことを…

「ソーシャル・ネットワーク」

今更ながら、「ソーシャル・ネットワーク」を観た。歯医者の予約があったので遠出しなかった。 歯科の常識ほど変化の激しいものもない。しばらくいかないでいるとついていけない。特に、歯みがきの仕方についてはどんどん言うことが変わって、今回は、歯茎か…

‘強制連行’というファンタジーについて

シンガポールのリー・シェンロン首相が、ワシントン訪問中に、「第2次世界大戦を克服できない限り、また問題を追及する姿勢を改めて、従軍慰安婦問題や侵略の歴史をこれ以上取り上げないようにしない限り、引き続き関係を損なうことになる」と日本とその近…

 「パークランド」

わたくし最近、週刊現代もよく買う。井筒和幸の映画評が面白い。でも、やっぱり現役の映画監督なので、邦画の批評ははばかられるらしく、洋画の紹介が多い。「パークランド」は、このコラムで知って観にいった。 ケネディ暗殺、4日間の真実、みたいなことに…

横尾忠則 肖像図鑑

ブログを書いていて、いつも戸惑うのは、たとえば、土曜日に、美術展を観たとしたら、それは土曜日の記事として書きたい気持ちがあるわけ。日記なんだし、後からふりかえるのにその方が断然便利なんだし。 でも、記事を書いているリアルな日時を記録した方が…

集団的自衛権行使容認を閣議決定

安保条約の成立―吉田外交と天皇外交 (岩波新書)作者: 豊下楢彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/12/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (12件) を見る 『安保条約の成立 ー吉田外交と天皇外交ー』という豊下楢彦の著書があ…