- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: 単行本
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なので、これを映像化したらどうなるだろうと思ってしまう。最後まで読んで、最初に戻ってみると、ちゃんとフェアな書き方をしてあったが、スルーしていたわけだ。
で、映画化したらどうなるかなぁと、中村義洋になったつもりで考えてみる。面白いだろうな、最後の
えーっていう感じが。
中村義洋の次回作は、『みなさん、さようなら』らしい。伊坂作品ではない。読んだけど、あれは、小説としてはそんなに読み応えがあるほうではないが、これを中村義洋が映画化するについては、なるほど感がある。中村義洋って人は、ああいうのにふりかける、‘魔法の映画の粉’みたいのを持ってるんじゃないかと思う。(「ジャージの二人」が好きっすわ)
今の職場も長くなったけれど、顔なじみの野良猫が、この夏はもうダメそうだ。先日よたよたして歩いているのを見た。餌をあげるというわけにもいかない。アルビナかとおもうほど真っ白で、目だけが青い、きれいな猫だったんだけれど、野良猫はエサが捕れなくなったらおしまい。いっそ潔いかもしれないと思うのは、年齢のせいだろうと、なにかうら寂しい思いがする。
あの猫みたいに野垂れ死にたいなと、どこかで思っている自分がいる。家族に看取られて畳の上で死にたい、なんて思っている人はどれくらいいるんだろうか?私としては、そんなの考えるだけで居心地が悪い。