2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ハーツ・アンド・マインズ」、「ウインター・ソルジャー」

今日、恵比寿に来たのは、東京都写真美術館で上映されているこのふたつのドキュメンタリー映画を観るため。 http://www.eigademiru.com/ 「ハーツ・アンド・マインズ」 ベトナム戦争に関わった人たち、合衆国大統領から、一介の兵士やベトナムの娼婦まで、すべ…

山種美術館

恵比寿にでかけるついでに、山種美術館で開催中の「浮世絵入門 東海道五拾三次一挙公開」を観た。 前日にテレビで紹介されたせいか、それとも、やはり、東海道五拾三次の集客力がすごいのか、山種美術館としてはなかなかの人だかりだったと思う。 そして、お…

山種美術館、「ハーツ&マインズ」、「ウインター・ソルジャー」

つづき

上に書いたことの続きだけれど、現に、菅直人が第三の道の、成長産業にかかげる、環境、介護、アジアのうちの、介護の分野に、さっそく利益のにおいを嗅ぎつけた役人たちが蝟集し始めている。 高齢化社会が進み、これからますます必要とされる介護サービス。…

最小不幸社会

菅直人の言っている‘第三の道’は、私はウソだと思う。 田中角栄を第一の道、小泉純一郎を第二の道という風に総括したいわけなんだろうけれど、そんな歴史的な発展段階が存在するかのような、その発想がいかにも全共闘世代。 実際には、田中角栄も、小泉純一…

ネタバレ(でもないか)

この映画を「傑作だ」というひとがいても、私は反論しない。現に、泣いたしね。 ただ、私からそう言いだすつもりはないというだけ。 辻仁成が、原作、脚本、監督、に加えて、主題歌まで作詞作曲しているから、良くも悪くも辻仁成の作家性がそのまま出てしま…

「ACACIA」

ずっと以前に予告編を見たときから観にいくことに決めていた映画。 主演のアントニオ猪木がすべての瑕疵を補ってあまりある。 アントニオ猪木が発する存在感に共鳴するためだけにでも観にいく価値がある。

スコラ 音楽の学校

社員旅行の往き還りに乗ったANAの機内誌で、坂本隆一がNHKでやってる「スコラ 音楽の学校」が、CDつきのブックレットになって機内販売されていた。 各巻9000円はなかなかいいお値段だと思う。安すぎると‘番組を録画しただけか’と見くびられるし…

社員旅行

この週末、社員旅行にでかけていた。基本的には参加しないことにしているが、今回は北海道でしかも、6月。 ‘6月’と‘北海道’が引き起こす、記憶の中の化学反応には、私はとても抗しきれない。 しかしながら、過去を追うものは過去に裏切られる。この週末の…

第三の道

菅直人が「第三の道」ということを言い出した。 何の道でもいいからとにかくさっさと行ってくれよ。口で「行く」って言うばっかりで、入口で固まってるからさ、この国の政治家。 週刊ポストに小林よしのりがさ、鳩山由紀夫の退陣表明に‘感動した’と書いてる…

マネ

この回の日曜美術館はマネの特集で、ゲストはイッセー尾形だった。 マネはジャポニズムと印象派に関連付けられて語られることが多かった気がするけど、切り口が一味ちがって面白かった。 マネは正統に逆らって、リアルを描こうとした。リアルであろうとする…

西原理恵子

週刊スパに西原理恵子の新コーナーが始まってるんだけど、まだ、何のコーナーかよくわからない。 とにかく、初回は画家の山口晃とうだうだしゃべっていてそれはそれで面白い。 西原「ちなみに井上雄彦の絵はどう思う?」 山口「上手くなる前に変なクセがつい…

数値の説得力

鳩山政権は在任266日で、細川政権の263日をわずか3日上回ったそうだが、それも、菅直人の組閣が8日までずれ込んだおかげ。もし菅直人が速やかに組閣していたら、細川護煕に一日負けていた。 まさか誰も指折り数えていたわけではないだろうから、細川…

田勢康弘とビートたけし

東向きの暗い部屋に住んでいるおかげで、夏は比較的過ごしやすい。 今日のような初夏の一日は、窓から入り込む風が心地よくて出かける気がしなくなる。一日中うとうとして過ごした。 ビートたけしがテレビ東京の「田勢康弘の週刊ニュース新書」に出ていたけ…

観じる民藝

デパートの中にある美術館は、比較的遅くまでやってくれているので、こういうときに重宝する。 今は、<観じる民藝>と銘打って、日本民藝館学芸顧問の尾久彰三てふひとの収集品を展示している。「オクショウゾウ」ではなく、「オギュウシンゾウ」と訓むそう…

「パーマネント野ばら」

別に誰に頼まれたわけでもないのに、一生懸命民主党を応援した政権交代のあげくが、このふにゃふにゃのていたらく。 田舎ものの坊っちゃん議員が興じる政治ごっこにはもううんざり。 なにか、がつんと来る映画が観たいなと思いたって、横浜に「パーマネント…

「パーマネント野ばら」、観じる民藝

私のオススメ

いろいろあって菅直人が首相になったわけだけれど、 「小沢一郎はしばらく静かにしておいたほうがよい」 という不用意な発言は、財務相就任時の円安発言とあわせて考えると、この人に、戦局を読んだり戦略を練ったりする能力が著しく欠けると推測させる。 小…

姑息の対義語は愚直

小沢一郎の隠しだま、樽床氏をテレビで見てしばらく絶句していた。 目にほとんど表情がない。この目付きは小沢一郎周辺の人間には共通しているのか、いぜん生方議員を辞めさせようとして失敗した輿石氏もこの目をしている。 一本調子でいろいろな政策を並べ…

『百』

百 (新潮文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1990/01/29メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 24回この商品を含むブログ (33件) を見る色川武大の名前は昔からよく目にしている。たぶん小林信彦の文章にもよく出てくるのだろうし、こないだは…