2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』と『続・荒野の用心棒』

セルジオ・レオーネの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』のオリジナル版と、セルジオ・コルビッチの『 続・荒野の用心棒 (DJANGO)』デジタルリマスター版があつぎの映画館kikiでやってたので観た。 下の、クエンティン・タランティーノのイ…

『椿井文書 日本最大級の偽文書』読みました

椿井文書―日本最大級の偽文書 (中公新書)作者:馬部隆弘発売日: 2020/05/29メディア: Kindle版 馬部隆弘の書いた『椿井文書 日本最大級の偽文書』を読んだ。 江戸時代後期の椿井政隆という人物が、広範囲にわたる偽文書、偽の絵図、偽の家系図、などを大量に…

三浦春馬さんが亡くなって

三浦春馬って人が亡くなった。30歳だそうで夭折というしかない。 私は他の多くの人と同じく詳しく知らない。『こんな夜更けにバナナかよ』を観たくらい。佐久間宣行が『キンキーブーツ』のローラを絶賛していた。 そういうわけで、確かに惜しいのだけれど、…

『パブリック 図書館の奇跡』

エミリオ・エステベスが監督、脚本、主演した『パブリック 図書館の奇跡』は満席だった。2018年の映画で、このコロナ禍がなければ日本では上映されなかったかもしれない、すがすがしいほど低予算の映画だった。大寒波の夜が全然寒そうに見えないです。お金が…

コロナ時代、エンタメ配信の伸びしろについて

OMIYAGE 『パブリック 図書館の奇跡』は満席だった。とはいっても、ソーシャルディスタンスで椅子はひとつ飛ばしなので、コロナ以前の数え方なら50パーセントの観客数ってことなんだけど。 映画館って、そもそもそんなに儲かる商売ってわけじゃなかった。…

中国の側にいるとヤバイって話

アメリカでは、ニューヨークでようやく落ち着いたコロナ禍が、こんどはマイアミとかフロリダに広がって新たな感染の震源地となり、ほとんどの病院でこれ以上の入院患者が受け入れられない、医療崩壊寸前の状態になっているようだ。 一時期、この新コロナウィ…

千葉市美術館 リニューアルオープン

2020年7月11日に千葉市美術館がリニューアルオープンした。今までは、千葉市の中央区役所の建物を間借りしていたんだけど、その建物自体が、昔の銀行の支店の跡地で 旧・川崎銀行千葉支店こんな感じのロビーが何にも使われずに放置されていてもったいない感…

『白い暴動』

白い暴動 1978年4月30日に、トラファルガー広場から7マイルの行進のあと、ヴィクトリア公園で「ROCK AGAINST RACISM」のギグがおこなわれた。 当初は「コンサートを聴くためだけに7マイルも歩くやつはいない」と思われていたそうだが、インターネットどこ…

コロナの時代の美術館

一週間前の話になっちゃうけど、国立新美術館にでかけた。 そしたらこんな感じ。 国立新美術館 平日とはいえさびしすぎる。 国立新美術館って、美術館と言いつつ、英語表記を見ればわかるようにartcenterであってmuseumじゃない。ので、所蔵品をもたない、ア…

『8日で死んだ怪獣の12日の物語』劇場版公開決定

樋口真嗣原案、岩井俊二監督の『8日で死んだ怪獣の12日の物語』youtube配信版みましたけど、ほとんど部屋の窓際だけの映像なのに、やっぱ腕がある人が撮るとおもしろいのですね。オチもしゃれてる。 これ↓一話目です。 この七月三十一日から劇場版…

『ビッグ・リトル・ファーム』ネタバレ

自然農法ということばは、環境破壊ということが言われ始めたころ、たぶんレイチェル・カーソンの『沈黙の春』くらいからずっと言われ続けている言葉だと思う。 しかし、その実態はどういうものなのかをふつうの人はどう知るかといえば、たとえば、テレビ番組…

東京国立博物館で「きもの」

東京国立博物館「きもの」 この展覧会もコロナ禍の割り込みで会期が後になった展覧会。もともとインバウンドの客が多いトーハクだし、コロナ禍でなければ、外国語がとびかうにぎわいになっていたことだろう。 三密を避けるために、チケットは入場時刻指定の…

『レイニー・デイ・イン・ニューヨーク』と『ペイン・アンド・グローリー』のノスタルジー

A rainy day in NewYork これは2017年の映画なのだそうだ。この公開が今年にずれ込んだについては、#MetTooの余波だそうで、私の記憶では、その事件はかなり古い話だし、しかも、ウディ・アレンが勝訴したはずだ。それから特に新事実が出てきたわけでもない…

慰安婦像のまわりで起きていること

「black lives matter」のもりあがりとともに、各地で銅像の引き倒しが続いている。かつては英雄や功労者と称せられたものたちが、今では差別の象徴と成り果てている。 www.afpbb.com この問題に世界の目が集まる一方で、東アジアを騒がせてきたもう一つの像…

「お久しぶりです、武漢」観ました

竹内亮さんって中国在住の日本人監督がロックダウン明けの武漢を取材した動画。コウモリに食らいついている野蛮人ってイメージからはほど遠いことがわかる。

東條英機自殺未遂の現場写真

東條英機自殺未遂の現場写真 古雑誌にあったのでご紹介。 この1945年9/11の時点では東條英機に自殺の意思はなかったと思う。記事によると、最初に駆けつけた荏原為明医師は「頭でも撃たんかぎり、あんなオモチャみたいなので死ねるわけない」と息子さんに言…