2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小理屈

ウルトラマンが実はハヤタ隊員だとばれないのは当然だと思うが、クラーク・ケントがスーパーマンと分からないっていうのはどうにも無理だと思う。一般にアメコミのほうが小理屈にこだわる傾向があるが、あの部分はヤンキーのこころには引っかからないのだろ…

風の気持ちよい一日だった。残念ながらそれに気が付いたのは午後だったけれど。昨日は光化学注意報が発令されるなか、川崎の岡本太郎美術館に『ウルトラマン伝説展』を見に行ったのであるが、ウルトラマンより岡本太郎の方が超人であるようだった。 しかし、…

ポンド氏の逆説

われながらあほだと思うが、「ゲームセンターCX」の「大魔界村」編をまた見ていた。脳みそがとけるような時間帯だ。ふとイグナチウス・ロヨラが頭をよぎった。ロヨラは、『自己を克服し、節度なき執着によって支配されることなしに、自己の生活を律するた…

ドン・フェルナンドの酒場で

ドン・フェルナンドの酒場で―サマセット・モームのスペイン歴史物語作者: ウィリアム・サマセットモーム,William Somerset Maugham,増田善郎出版社/メーカー: 原書房発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る ス…

シカゴの機械

二日続けてサイゼリアでトマトとモッツァレラを食べる。 トマト、モッツァレラ、トマト、モッツアレラ、トマト、モッツァレラ、それだけ。だけどうまい。 近くのサイゼリアだが、なぜか大概すいている。すくなくとも、待たされることはない。今日は雨こそ降…

迎え火

今夜あたり、お盆だったりするだろうか? というのは、コンビニの往き還りに線香のにおいがしたから。 正確に言うと、往きに香のにおいがしたので、還りは足元を見ながら歩いた。やはり、一軒の家のかどに、線香が一本焚かれていた。 死者と親しみ、死を畏怖…

大魔界村

有野課長が大魔界村を攻略するのを見ていた。 わたくしはテレビゲームは好きじゃない。個人的ゲーム歴をいえばドラゴンクエストの呪文を間違えた時点でストップしている。つまりほとんど手を染めていない。にもかかわらず人がやっているのを観戦して何が面白…

トゥルー コーリング

どうも変な具合に疲れているらしく、夜は眠れず、昼は起きられなかった。それで、昨日は何をしていたかというと、「トゥルー コーリング」という変な走り方をする女の子のテレビドラマを見ていた。 主人公は遺体安置所に勤める女の子だが、死体の「助けて」…

今、吉田健一の『酒 肴 酒』という本を読んでいる。入れ歯云々の話があるので晩年のものだろうか。 文学の世界に深入りして、子供の時に読んだアンデルセンのお伽噺に興味を失ったものは文学について語る資格がない。 それ故に、初めにいったことをもう一度…

ビュッフェ、ブラジリエ

暑さは平気なのだけれど、日本の夏のhumidityが耐えられない(humidity really gets me ! )という英語を昔習った。若いころ覚えたものはなかなか忘れない。夜勤明けには珍しく、早く起きられたのだけれど、寝室を出たとたん、ムアッとした空気に押し戻されて…

ウズベキスタン

ディスカバリーチャンネルを見ていたら、こないだ大阪でたこ焼きを食べていた人が、今日はウズベキスタンにいた。なかなかの旅人のようだ。 坂の向こうで花火があがっているのが見えた。そんな季節だ。ちなみに海の日は出勤。

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)作者: 藤原正彦,小川洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/04/06メディア: 新書購入: 7人 クリック: 61回この商品を含むブログ (251件) を見るもう一冊は、数学者藤原正彦と小川洋子の対談。初めて知ったけ…

『イエスの王朝』、『世にも美しい数学入門』

イエスの王朝 一族の秘められた歴史作者: ジェイムズ・D・テイバー,伏見威蕃,黒川由美出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/05/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る帯に「『ダ・ヴィンチ・コー…

木曜の男

木曜の男 (創元推理文庫 101-6)作者: G.K.チェスタトン,吉田健一出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1960/01/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (23件) を見るG.K.チェスタトンの『木曜の男』を読んだ。疲れているし、よく…

レーシングジャケット修理完了

昨日は職場で倒れてしまった。我ながらびっくりしてしまう。いわゆる「仕事ができるヤツ」がこんなことになるはずないのは分かっているが、仕事をしているときは集中してしまう。自殺した桂枝雀が言っていた「気が寄る」というやつである。「気が散る」の対…

ピート・ベスト

日曜日は、カズオ・イシグロの『日の名残り』の前に、ピート・ベストのインタビュー番組を見ていた。 彼は、ビートルズのオリジナルのドラマーだったが、メジャーデビュー直前にリンゴ・スターに取って代わられた。 わたしにとってのビートルズは、ジョン、…

日の名残り

日の名残り (ハヤカワepi文庫)作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋政雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/05/01メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 190回この商品を含むブログ (288件) を見るカズオ・イシグロの『日の名残り』を読んだ。 物語の…

うらなり

うらなり作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (46件) を見る先日紹介した小林信彦さんの小説『うらなり』を読んだ。うらなりにとっては、坊ちゃんの行動はまるで理解できなかったの…

骨董誕生

めがねさえかけていなければ傘の必要もないような雨がじめじめ降っている。松涛美術館へは渋谷駅から少し歩かなければならない。湿気が肌にまつわりつく気がした。 今回は横浜から東急。そのほうがJRより120円安い。ただ、田舎ものとしては駅の外に出る…