2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「抱擁のかけら」

「ボルベール」のときと同じスタッフが集まった、ペネロペ・クルス主演映画「抱擁のかけら」を観た。 実は、川喜田半泥子を横浜に見に行った日、その足で見に行くつもりだったのだけれど、銀行の手続きに手間取って間に合わなかった。 で、きのう、そのとき…

先日ふれた池澤夏樹の芥川賞選評だが、今朝の新聞には 「いずれも小説を書くこと自体が前提にあ」り、「どうしてもという愛が感じられない」候補作ばかりだったという発言も紹介されていた。 文芸春秋に寄稿された文章にはなかったが、現場ではそのような発…

フィギュアスケート

スポーツ写真が趣味だったころに、フィギュアスケートの会場にも何度か足を運んだ。 ナマで見るフィギュアの選手は、テレビで見るよりずっとアスリートだ。 テレビではまずあの会場の寒さが伝わらないと思う。空気がピンと張り詰めている。 テレビでは音楽し…

一寸昔

一寸昔作者: 斎藤真一出版社/メーカー: 青英舎発売日: 1983/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る吉祥寺美術館で手に入れた斉藤真一のエッセーを読み終えた。 展覧会場に写真のあった‘モビレット’という、斉藤真一が欧州放浪…

マッキアイオーリ

東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸である。以前に船越桂の展覧会を見に行ったりしたが、すっかり忘れていたけど、ここも目黒なのだった。 目黒区美術館は西口、こちらは東口。なんか全然雰囲気が違うので同じ最寄駅だと思わなかった。 こちらの方が混雑してい…

ベルナール・ビュフェ展、藤田嗣治展 − 東京・ニューヨーク・パリ

目黒区美術館で、ベルナール・ビュフェ展と藤田嗣治展が、どういうわけか同時開催されている。 目黒区美術館は、「文化としての炭鉱」展をやった美術館だ。今回のビュフェ展も「『木を植えた男』の著者 ジャン・ジオノとの出会い」という副題が付いている。 …

目黒の美術館めぐり

事件といえるかもしれない号

文藝春秋 2010年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/02/10メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (6件) を見る文芸春秋の2010年3月号は買って保存しておくといいかもしれない。 時代がうねっている感じをよく…

はてなフォトプラス

でも、ブログの更新が少し滞っていたのは、疲れと残業のせいだけではなくて、今月はすこしポイントを使って、はてなフォトプラスというのを利用しているので、今月中にたくさん写真をアップしておかないと損だと思って、古い写真を見繕っていたら、けっこう…

孫が読む漱石

孫が読む漱石 (新潮文庫)作者: 夏目房之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03/02メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る14日の日曜日は、せっかくTOHOシネマズが1000円の日だったのに、なにかひどく疲れてずっと寝…

斉藤真一

斉藤真一の絵は、魚津に住んでいるころ、滑川の美術館で一度まとめて観たことがある。それ以来、とくにその瞽女をテーマにしたものには魅了され続けてきた。 寒々と凍てつくような朱色がこの人の絵の特徴だと思う。 冬の日本海を知っているものにとっては、…

ジョン・ルーリー展

去年アロイーズを観たワタリウム美術館で、ジョン・ルーリーの展覧会がやっている。 アロイーズについてもいえることだが、オリジナリティーというものは突然に存在する。出会いがしらにぶつかる感じ。 新しい絵なんてもうありえないんじゃないかと何度思って…

ジョン・ルーリー、斉藤真一

カードロック

ところで、昨日ならともかく、なぜ今日のような平日に展覧会に出かけているかと不審の向きもいることであろうが、話せば長いことながら、わたくし先日コンビニのATMで小金をおろそうとしたところ、なぜか暗証番号を間違えた。 右手に荷物を持っていたので…

川喜田半泥子

このごろはようやくわたしにもやきものにテイストが出てきた。 むかしは美術館で見かけても「へぇ・・・」と思うだけで素通りしていたのだけれど、最近は、これは好きだ、これはあまり好きではないという風に感じるようになってきた。 漫画「へうげもの」の…

「ゴールデンスランバー」再考

今週の週刊文春によると、小林信彦が「ゴールデンスランバー」を観たそうだ。単純にファン心理としてうれしい。 音楽にまったく詳しくないのでちがうかもだけど、斉藤和義の‘ゴールデンスランバー’はパンクだよね? 「フィッシュストーリー」もパンクで、「アヒル…

I−10

2005年のエイプリルフールに話題になったデジタルauto110が、 こんな感じで実現された感じだけど、レンズ交換式ではないみたい。 形とサイズには心惹かれるけれど、もう一味なにかほしいかも。 もうひとつわたしが切望してやまないのは、デジタル…

「ゴールデンスランバー」

「アヒルと鴨のコインロッカー」、「フィッシュストーリー」に続く、伊坂幸太郎原作、中村義洋監督。 去年、わたしが観た映画のなかでは、「フィッシュストーリー」よりも、伊坂太郎原作では、「重力ピエロ」の方がよかったし、中村義洋監督では、「ジェネラ…

笑福亭仁鶴独演会

相模原市民会館にて、笑福亭仁鶴の独演会があるとのこと、寒風をものともせずにでかけた。 上溝の駅から相模原市民会館はすこし(タクシードライバーがいやな顔をするくらいの)距離があった。電車一本早く出かけておいてよかった。 いくら昨今の落語ブーム…

笑福亭仁鶴独演会、「ゴールデンスランバー」

今週の立花隆

今週の週刊文春、立花隆の「文春図書館」がキナ臭い。‘まっ黄いろ’だといってもいい。 『朴正熙の時代 韓国の近代化と経済発展』という本を紹介してこう書いている。 ・・・一言でいうなら、この奇跡を可能にしたものは、若くて優秀な官僚をどしどし育成抜擢…

これから観たいかなぁと思う美術展

川喜田半泥子 http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/10/0211_handeishi/index.html 長谷川潾二郎 http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/2010202.htm ジョン・ルーリー http://www.watarium.co.jp/exhibition/1001john/index.html イ…

『夏目漱石を読む』

夏目漱石を読む (ちくま文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (19件) を見る夏目漱石という作家は、‘そういえば・・・’という感じで折にふれてふりかえりみられる存在…