2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

たぶん古い常識が滅びようとしている

民主党の両院議員総会が開かれたが、小沢派の議員が、例によって、お遍路がどうのこうのと、曲のないイヤミをたれただけで、今朝の新聞には‘開く意味があったのか?’との地元議員の声が紹介されていた。 あまりにも対照的でおもしろいのだが、週刊SPA!に…

「あぜ道のダンディ」

土曜日の話になるのだけれど、テアトル新宿に「あぜ道のダンディ」を観にいった。 「川の底からこんにちは」の石井裕也監督の最新作。 光石研がデビュー作以来、33年ぶりに主演を務める。 光石研は、「サッドヴァケイション」のいい感じが記憶に残っているし…

スマートグリッド

スマートグリッドが最も重要じゃないだろうか。 福島以後のエネルギー政策について、原発vs.脱原発のように、発電の選択問題に国民の目を向けさせようとしているのだろうが、まず最優先されるべき課題は、発電ではなく送電なのだ。送電が自由化されなけれ…

動機が不純

太陽光発電だけでなく、自然エネルギーの普及のためには、全量買い取り制度や発送電分離は欠かせない。 これに反対する米倉経団連会長の‘動機が不純’という(?)な発言は、中学生の娘が、初めて一人旅に出かけるときに、父親が口にする言葉と似ている。つま…

田中角栄と電源三法

昨日紹介した、加藤祐子の‘JAPANなニュース’の6月14日の記事、読んでいただけただろうか? http://dictionary.goo.ne.jp/study/newsword/wednesday/20110614-01-1.html その記事にリンクされている、ニューヨークタイムズの記事 「原発依存を助長す…

いろいろな記事のご紹介

今日の日経ウェブの記事によると、 経団連の米倉弘昌会長は20日の記者会見で、 菅首相が再生可能エネルギーの全量買い取り制度の早期導入を指示したことに「整合性・透明性に欠ける唐突な意思決定」と不信感を示したうえで、「エネルギーの高騰に結びつき、…

停滞しつつ漂流するこの国の政治の体質

菅直人おろしのいきさつは、自民党の現在を浮き彫りにした、という視点ですこし考えてみたい。自民党を支配しているのは、結局、族議員で、その体質こそが、失われた二十年の元凶だったはずではないかと言いたいのだ。 先日も書いたように、電力不足がさまざ…

ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー

東京オペラシティのアートギャラリーで、ホンマタカシの写真展。 Tokyo and My Daughter の少女は、ホンマタカシの娘さんではないそうだ。 偽装されたとはとても思えない、仮想の家族写真は、家族写真が身にまとっている幻想としての家族…

根津美術館

太田記念美術館と根津美術館は、とりあえずセットで訪ねることにしている。 表参道を歩いていると、ピース綾部が連想される昨今だが、たしかにあの道は、渋谷や新宿にくらべるときれいで、歩いていて気持ちがいい。 根津美術館の展示は、鍋島、伊万里、柿右…

歌川国芳

太田記念美術館で歌川国芳展。 この美術館は、ふだん靴を脱いであがるのだけれど、最近、国芳の人気は高く、混雑するため、今日は靴でよいことになっていた。 たぶん、江戸の浮世絵師のなかでも、もっとも江戸っ子らしいのが国芳だろう。 国芳の絵を見る楽し…

歌川国芳、根津美術館、ホンマタカシ

公共事業としての太陽光発電が産業構造を変える

すこしまえに池澤夏樹が「ブログの文章には‘してしまった’が多すぎる」って書いていたので、気をつけていたのだけれど、昨日の文章は‘しまった’だらけ。 職場でエアコンを切っているのって、けっこうこたえていると思う。私の勤め先でも、来月からサマータイ…

「奇跡」、パウル・クレー、名和晃平

是枝裕和監督の「奇跡」を観てきた。 小学五、六年のころ、世界にむけて開かれていると思っていた扉は、どこへ消えちゃったのかなぁと思う。 確か、そこをくぐってきたはずだと思うのだけれど。 河辺の歌 私は河辺によこたわる (ふたたび私は帰つて来た) …

菅直人は辞任を撤回すべきである

無駄なことなのは重々承知の上で、もういちどだけ菅直人にいっておきたい。 「辞任を撤回しろ」 今日の報道によると、鳩山由紀夫が‘ペテン師発言’を謝罪したそうだが、沖縄をめぐることどもを思い起こせば、そもそも、彼自身がペテン師なのだから、彼には謝…

駒井哲郎

日曜日、町田の国際版画美術館で、駒井哲郎の展覧会を見てきた。 震災以来、セガンティーニ展、プーシキン美術館展、光琳展、と次々に展覧会が取りやめになり、挙げ句の果てに、Bunkamuraのルドゥーテ展までが、縮小開催されていて、なんか気分がふ…

腰抜けとペテン師

まず、ちょっと記事に関係ないことを書いておくが、私は、菅直人に辞めてほしくないと思っている。それは、別に菅直人を応援しているからでない。菅直人を‘ペテン師’呼ばわりしている連中の方が、はるかにペテン師だと思っていて、そのペテン師連中に大連立…

背景がみえない

いったん辞めると言ったからには、それが二年先だろうが、二日後だろうが、‘一定のめど’という菅直人の表現が妥当だと思うのだけれど、この辞任の時期についての綱引きの、綱の両端を握っているのは、はたして誰と誰、あるいは、何vs.何なんだろうか? 正直…

いま、何をなすべきか

石原慎太郎が、定例会見で「一定のめどは、二年先だ。」と言ったらしい。もちろんジョークなのだろうが、ただ、今届いた朝刊の世論調査によると、小沢グループの行動を89%が‘評価していない’そうで、しかも、わずかながら、内閣支持率が上昇している。 政…

要するに、ただの‘脅し’ね

‘小沢一郎はあいかわらずで、倒閣してどうするんだ?ということについて、何も見えない’と、つい先日にも書いた。 それもそのはずで、要するに‘ただの脅し’にすぎなかったみたい。 おそらく、勘のいい人ならば、鳩山由紀夫が、辞職勧告決議案に「賛成する」…