2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

河野談話について、石原信雄の国会答弁

19日に「不寛容について」と題して、慰安婦問題について書いた。私の意見としては、奥歯にもののはさまったような河野談話は、今のままでは何を言ってるんだかよくわからないので、どういう結果になろうが、誰もが納得できる、きちんとした結論を出すため…

水素発電の今について

既得権益にしがみついて、あるべき未来を思い描くことができない人が「現実」という言葉を使うとき、そこには死んだ現実しかない。「変化」という概念が理解できない、まるで、中世の神学者のようだ。 時計の針を少し巻き戻してみれば、スティーブ・ジョブズ…

「ダラス・バイヤーズ・クラブ」

「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を横浜ブルグ13で。 最近、週刊現代をよく読むようになったのは、井筒和幸の映画評が面白いからだ。今週号は「ダラス・バイヤーズ・クラブ」。今月とりあげた「オンリー・ゴッド」、「ラッシュ」、「アメリカン・ハッスル」…

結局、何がウソなのか? 

先日、法華狼さんとコメントのやりとりをして、結局、慰安婦問題の核心は何なのか、について、自分なりに少し気がついたことがあった。 つまり、すべての議論は「強制連行」に収斂する。 法華狼さんは、「強制連行はなくても、慰安婦の人たちが人権を踏みに…

浅田真央

浅田真央が、前日のショートプログラムでの悪夢(ミシェル・クワンによれば「悲痛」)から、一夜明けたフリーでは、自己ベストを更新する、納得の演技で、16位から6位入賞を果たした。 滑り終えたあとの表情をとらえた写真がすばらしく、おそらく今年一年…

デュドネのクネル

「サラの鍵」という映画を、何年か前に観た。ナチスのユダヤ人根絶計画に協力したビシー政権が、フランスからアウシュビッツに送り込んだ、ユダヤ人の少女を描いた映画だったが、今にして思えば、サラがクローゼットに弟を隠すのは、フランス人にとって、隠…

不寛容について

「どんな理論も、日々占領地域を拡大して匍匐前進する‘不寛容’の前には無効でしかない」 「知識人たちは野蛮な不寛容を倒せない。思考なき純粋な獣性を前にしたとき、思考は無力だ」 ウンベルト・エーコが1997年に書いた『永遠のファシズム』から、青木…

黒木華 銀熊賞

映画「小さいおうち」で、黒木華がベルリンの銀熊賞を受賞したそうだが、現地メディアでは、評価が分かれているそうで、「何度も見る価値がある」という評価がある一方、「監督が常連だから獲れたんだろ」みたいな冷ややかな見方もあるそうだ。しかし、評価…

「ヌイグルマーZ」

井口昇の特撮がチャチであることは、彼の映画にとっては「文体」なんだと思う。 70年代、80年代の子供向けテレビ番組で、盛んに用いられてきたチャチな特撮は、その当時は、たとえば、「アバター」だったり、「アベンジャーズ」だったりでありたかったけ…

朝日新聞と慰安婦問題

慰安婦について、ふたたびここに書くわけだが、冷静に考えて欲しいのだが、当時、慰安婦という制度があったということと、日本で朝鮮人が差別されていたことは、ともに事実であるが、それぞれ全く別個の事実で、そのふたつに本来つながりはない。 現在、この…

アンディ・ウォーホル

アンディ・ウォーホルが、広告業界でスタートしたころに描いているものは絵画的、その後、画家に転じてから描いたものは広告的。 実際、初期に描いたキャンベルスープの缶は、絵の具が垂れていたり、缶がつぶれていたりするのだが、初の個展に展示された32…

「穴」

文藝春秋の3月号が出ていたので買ってきた。 芥川賞を受賞した小山田浩子の「穴」は、最近、私が読んだ芥川賞作品のなかでは、かなり面白いと思う。 タイトルの「穴」は、実際に地面の穴として小説に出てくるのだけれど、それだけでなく、小説のあちこちに…

木島櫻谷、ラファエロ前派

先週の日曜日に行った美術展について書いていないので、一週遅れだけどここに書く。この日は晴れたけれど、雪後を慮って出かけなかった。 木島櫻谷(このしまおうこく)を六本木一丁目の泉屋博古館分館で。これは、このお正月に帰省したときに、両親が教えて…

「RUSH プライドと友情」

結果から言えば大雪だったわけだが、北陸の冬を経験している私は、関東地方の雪をなめて、映画を見に出かけ、けっこうえらいめにあった。 「RUSH プライドと友情」。「アポロ13」、「フロスト×ニクソン」のロン・ハワード監督が、70年代のF1チャン…

靖国も慰安婦も

韓国大学生ら、靖国神社で反日パフォーマンスを行う → 警察により強制退去はてなブックマーク - 韓国大学生ら、靖国神社で反日パフォーマンスを行う → 警察により強制退去 ついこないだ書いたばかりだけれど、靖国は、日本が中央集権化するための、国家主義…

選挙

橋下徹が大阪市長の出直し選挙をすることについて、陰でいろいろ言う人がいるけれど、大阪都構想の実現が、この人が政治家であることの存在意義であるわけだから、とにかくどんな手段を使ってでも、これを実現しようとする姿勢は立派だと思う。 何のために政…

『そして、メディアは日本を戦争に導いた』

そして、メディアは日本を戦争に導いた作者:半藤 一利,保阪 正康発売日: 2013/11/15メディア: Kindle版 保阪正康と半藤一利の対談『そして、メディアは日本を戦争に導いた』を読んだ。 先日も、読売新聞の‘子供だまし’めいた誘導報道について書いた。 私が新…

「アメリカン・ハッスル」

遠近両用めがねってのがなんか性に合わないので、ふつうのめがねにもどした。それで、こないだ、それを受け取りにいったついでに駅前のサイゼリアによったら、平日なのに満席で、少し待ったのだけれど、後に入ってきたおにいさんたちが、「ジャッジ!やばか…