2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

寒波襲来

今日のような雪は、雪の降らない地方の人にぜひ見て貰いたい。「このざまを見てくれ!」という意味である。フロントガラスに夜の闇から湧いてくる雪は、雪女の吹き付ける息でなければ、振り乱した銀髪にみえる。実際は、こちらが雪に向かって走っているだけ…

薬指の標本

タラの芽の天ぷらを買ってきて食べた。本来なら春の便りといいたいところだけれど、予報通り寒波が迫ってきている。ダイハツにおとといの修理代を払いに行くみちみち、視界が白くなり始めて、行き交うクルマは次々ヘッドライトをつけた。勢いをつけてクルマ…

けあらし

富山の方はご存じだろうが、今日はよく晴れた。前にこんなに晴れたのがいつだったか誰も記憶していないだろう。しかも、今日は土曜日、冬の朝、快晴でしかも休みとなれば、これは「けあらし」を見に行かねばおかじ。 しかし、わたくし、「けあらし」初心者だ…

死体農場

やれやれ、もう一月も終わりだ。このお正月は久々に落語に浸り、二年ぶりに三寺詣りにもいった。しかしながらバイクに乗っていない。去年は暖冬だったので、バイクで帰省し淡路島にツーリングしたのだった。今年になってエンジンに火を入れていない。心配な…

パンケーキレンズ

ちきんさんのBBSを見ていて、「あれっ?」と思ったのだけれど、いつの間にかデジカメ用パンケーキレンズが売り出されている。わたくし、このパンケーキレンズなるものにひそかに憧れて、中古カメラ店に寄る度に、チェックしていたものだ。 EOSユーザーなので…

『ソーネチカ』

リュドミラ・ウリツカヤという、多分ここに書いておかないと思い出すのに苦労するだろう名前の女性が書いた『ソーネチカ』という中編小説を読んだ。ひさしぶりに穏やかだったし、路面は乾いていたから、バイクを動かしてみるのにいい機会だったが、日が暮れ…

『真犯人』

『真犯人』パトリシア・コーンウェルを読んだ。推理小説から、どんどん動機が希薄になっていく、的なことを書いたけれど、ケイ・スカーペッタは、ヴァージニア州の検屍局長で、シャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロのような「私立探偵」じゃない。…

メーチニコフ

コーンウェルをひとまずおいて、メーチニコフというロシア人の書いた『回想の明治維新』というのを読んだ。岩波文庫。「ロシア人革命家の手記」という副題が付いているので、ロシアの革命に関係した人物かと思いきや、そうではなくて、若くしてロシアを飛び…

遺留品

パトリシア・コーンウエル『遺留品』を読み終わった。面白い本を読んでいると、「これは読書なんだろうか?」という理不尽な疑問が頭をかすめる。読んでいるというより、読まされている感じで、あっという間に読み終わってしまう。ビデオやテレビを観ている…

三寺詣りの翌日

ツーレポの頁にある「三寺詣り」を参照しても、「三寺詣り」については何も分からない。予備知識なしで現地に行って、分かるのはだいたいあの程度で、しかもそれで困らない。訪れる人の目当ては、町中に並ぶ巨大な雪像蝋燭と、瀬戸川沿いの千本ろうそくを供…

三寺参り

飛騨市古川町に来ている。日没後、雨になった。食堂のおばさんに聞くところでは、三寺参りに雨が降るのも、そんなに奇異な事ではないらしい。 車中泊のつもりで寝袋と使い捨てカイロを携えたが、寒さのせいかデジカメの電池が持たない。シガーソケットからA…

三寺詣り

タイヤ交換のついでに、ワイパーもみて貰ったが、ナットがゆるんだだけだった。クルマ関連の整備は、基本的にひとまかせに決めているせいで、こんな単純なことにも思い至らない。それにしても、痛い出費だった。とにかくも、これで週末の三寺詣りは、なんと…

雪かき

大雪のあくる日。窓を開けると白い雪がまぶしい、なんてことは、北陸にはない。冬が終わるまで、どんよりとくもり続けるのだ。夜の低い雲に、遠くの明かりが照り返して、赤く見えたりする。 お昼に、大家さんの手伝いをして、雪かきをする。昨日は、雷で、何…

白いゲル状のもの

富山の雪は、降っている時は、確かに、雪らしく見えているが、いったん、傘や髪の毛や手袋につくと、それはたちまち、白いゲル状のものに変わる。雪とは似てもにつかない。今日も、JAFと書いたジャケットの背中にどんどんこびりついていくのを、申し訳ない気…

郵便局は閉まっていた。よく考えると、世間は祝日であった。明日には郵送できるので、もう少しお待ちください。パトリシア・コーンウエル『証拠死体』読了。

負け犬再考

昨日、久本雅美で例の『負け犬の遠吠え』がドラマ化されていた。どうもこの言葉が引っかかるのは、何か隠された意味があると思えるからだ。酒井順子という人の地道な文筆活動の成果という側面もある。その意味では、とくに『負け犬』でなくてもよかったかも…

検屍官

パトリシア・コーンウエルの『検屍官』を読んだ。 本屋で、「あのスカーペッタが帰ってきた!」とかあったので、「どのスカーペッタ?」というわけで、1990年の第一作目までさかのぼってしまった。正直言って、最新作の帯にあるパトリシア・コーンウエル…

お買い物

昨日の帰り道、雪が舞い始めたが、クルマを降りて歩き始めると、最早やみ始める様子。今年の雪は、勢いがない。今日も予報と違って、午後からきれいに晴れて、立山が美しかった。前を走るクルマのドライバーが、ちらちらと山の方を見ている。ナンバーを見る…

鬱の一年

吉行淳之介『鬱の一年』を読み終えた。エッセー。吉行淳之介は、一面売れっ子作家なので、今の時点から振り返ると、どれを読もうか、選択に困ることになる。最近、読んだものでは『暗室』がよかった。 よかったと思ったら、谷崎文学賞という賞を受賞している…

めがねとオイル交換

三遊亭円生に「噺家をふと黙らせるばか笑い」という川柳があるそうだ。出典は不明である。じつのところ、新聞に書いてあったのを覚えているだけだ。新聞がいつも信頼おけるとはかぎらない。「秦の始皇帝が『朕は国家なり』といいましたが・・」といって、「…

本田宗一郎と井深大展

帰りの特急は、早くに予約した。ニュースでは、Uターンラッシュが予想されていた。もし混まないにせよ、魚津行きの特急は、一本しかない。他は、富山で止まってしまう。早めに予約しておくに如くはない。 大阪発17:42なので、時間に余裕がある。『本田…

休養

元日、二日と落語会に出かけたので、当然といえば当然だが、この二日、落語の事ばかりだらだら書きすぎたかもしれない。それか逆に、言葉足らずかもしれない。 ずっとPHSの小さな画面に向かい続けているので書いている量がよくわからない。それに、PHSのキー…

米朝一門会

演者と演目 よね吉「ちりとてちん」、文我「子ほめ」、米二「時うどん」、南光「胴斬り」、米朝「正月丁稚」、中入り、朝太郎の手品があって、ざこば「天災」、大とりに小米朝「親子茶屋」。 サンケイホールも今年七月に取り壊しだそうで、長年続いたこの吉…

後日、はてなのリンクをたどって、私と全く同じ正月を過ごした人の日記をよんだ。かい枝さんのネタは、「豊竹屋」だそうです。

一心寺

年があらたまって、まず、桂雀三郎を聞きましょうと、地下鉄御堂筋線を天王寺駅へ。みちみち通天閣が見え隠れする。ディープな大阪に来てるんだなぁと、ちょっとしみじみする。市立美術館以外では来ないんだけど。一心寺シアターでは、もう、鏡割りをすまし…