2009-01-01から1年間の記事一覧

「クヒオ大佐」

堺雅人は「アフタースクール」で味をしめたのか、コミカルな役どころが増えている。 「クヒオ大佐」は実在した結婚詐欺師がモデル。この事件のことは憶えている。確か、実物の写真も見たが、なぜこの人をアメリカ軍のパイロットだと信じたの?と首を傾げる風…

「クヒオ大佐」

いるか賞

いるか賞というのをたてつづけにいただいた。 ひとつは、飛行機の往き還りに見る映画をすすめてくださいという質問で、往きは、高揚した気分もあるだろうし、日本で公開前の「あなたは私の婿になる」、還りは、まったりした気分で「ディア・ドクター」をオスス…

盗人たけだけしい

森田健作のやり方は、総会屋の手口だな。 新聞によると、自民党の大島国対委員長も八ッ場ダム建設推進のために現地入りしたらしいし、どうやら危惧したとおり、自民党は完全に官僚支配の構図にしがみつく決意を固めたらしい。 成田空港も、各地に点在する無…

エッシャー展

横浜そごう美術館にエッシャー展を観にいく。エッシャーは何年か前に渋谷Bunkamuraに来ていたことがあったが、とにかくものすごい行列で断念したいきさつがあり、今回はそのリベンジでもあった。 平面の正則分割や、ペンローズの三角形のような、三…

アール・ヌーヴォー

秋日和につられて世田谷美術館にアールヌーヴォーを観にいく。 アルフォンス・ミュシャの絵で知られている‘夢見るようなサラ’サラ・ベルナールの愛用した椅子があって、これはすごいものだった。 岡本太郎に「すわることを拒否する椅子」というのがあるけれ…

アール・ヌーヴォー、エッシャー展

速水御舟

広尾に新装オープンした山種美術館に、速水御舟のコレクションを見に出かけた。 交差点としては「広尾高校裏」というところ。恵比寿の駅からプライムスクエアの方へ歩いてちょっと。 「炎舞」と「名樹散椿」はやはり素晴らしいと思う。明治以降の画家の中で…

夢と追憶の江戸

日本橋三越のとなりにある三井記念美術館で、高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展。慶応義塾創立150年記念だそうだ。 この展覧会は、前中後期と二回も展示替えをする。そのかわり300点を展示しようという展覧会。 三井記念美術館については前にも書い…

皇室の名宝展

東京国立博物館は上野公園といっても辺縁にあって、わたしの在所からは交通の便を考えると、上野駅より根津駅からのほうが便利なくらいなのだ。 ただ、今回はどこかで道を間違えてしまった。いつの間にか不忍池の方まで歩いていてしまって、せっかくのアドヴ…

皇室の名宝展、夢と追憶の江戸、速水御舟

柳田国男・丸山真男論

柳田国男論・丸山真男論 (ちくま学芸文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/09メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (14件) を見るこの二週間ほどは確かに疲れたな。 上司とのつかみ合いは突発事故だとしても、十一時半と…

円高歓迎いたします

テレビのニュースをチラッと見ていて、藤井財務大臣の発言で円高になったと(それ自体がそう短絡的に因果関係を指摘できるかどうかわからないけれど)アンカーマンが批判的な物言いをしていたので、先日それについて少し書いたが、改めていうけれど、円高に…

今月いきたいかもしれない美術展

エッシャー展http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/09/1010_escher/index.html伊藤若冲の動植綵絵と酒井抱一の花鳥十二ヶ月図http://www.bihana.jp/シャネルから川久保玲http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/105/浮世絵300点http://www…

円高シフト

藤井財務大臣の円高容認発言に批判が集まっているが、藤井大臣の発言は正しい。 円安を誘導しても、80年代と違って、製造業のBRICSなどの後進国のとの質の差がほとんどない現在、価格差で競争する意味がない。 円高で生き残っていけない企業は、所詮…

「ココ・アヴァン・シャネル」

「ココ・シャネル」と「ココ・アヴァン・シャネル」は見比べることにしていた。 さてどちらがよかったか。 こちらにはシャーリー・マクレーンの貫禄が欠けているのだから分が悪い。映画を動かしていくドラマトツルギーの力も「ココ・シャネル」に較べると弱…

五輪の話題

リオに決まってるよね。 南米大陸初なんだから。 五輪のワッカは五大陸の意味なんだろ? ここでリオじゃなきゃオリンピックの存在意義が問われる。 東京は、都民が支持していないし、要するに、カネ目当てだろ? 何が「環境にやさしい」だよ。八ッ場ダムでさ…

新聞というメディアは

10月になった。 今朝の新聞の一面トップに 「民主 天下り先から献金」 という記事。 民主党が天下りを禁止しようとしているのは周知の事実のはず。すると、この記事は何を言いたいのだろうか。献金を受けているのに天下りを禁止するのはけしからんとでも?…

特攻隊振武寮──証言:帰還兵は地獄を見た──作者: 大貫健一郎,渡辺考出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (6件) を見る同じくSPA!の鴻上尚史がこんな本を紹介していた。

SPA!の勝谷誠彦。 「朝日新聞のコラムが日本の政権交代をアメリカの地方紙がどう報じているかを紹介している。 <世界でもっとも我慢強い民主主義ついにキレた。>(サンフランシスコクロニクル) <日本のグータラ政権、放り出される。>(ピッツバーグ…

連日の長時間サービス残業。一日の半分以上ただ働きしている。額に汗する日本の輝かしい製造業の実態はこんなもん。

けんか

職場で上司と取っ組み合いのけんかになる。 なんだろうね。 一発目の後は意外にさめてるのね。 しかし、その一発目は確かに殺意に近いものがあって、あの時手にカッターかピンセットでも持っていたら、相手の目か頬には突き刺さっていた気がする。 正直、一…

「プール」 ちょっとネタバレ

映画「プール」のレビューをいろいろ見ていて、もしかしたら、あの映画の死のメタファーを見逃しているのではないかと思ったので、少し蛇足を書き加える。 私たち観客は、異国に暮らす母を訪ねてすぐに帰っていく娘さよが、この世に生きている人だと思わなく…

パウル・クレーとアンリ・リヴィエール

パウル・クレーを横須賀美術館に、アンリ・リヴィエールを神奈川県立美術館の葉山分館に。 これが両方とも遠いんだ。 ただ、どちらも京急沿線なので、いっぺんに訪ねることにしたわけ。葉山の方は一度訪ねたことがある。マチスとボナールのときだったか、あ…

夜中に資源ごみを出しにいったついでにコンビニまで歩いた。ちょっとだけ遠い方のコンビニなので東名を越えたが、東名綾瀬バス停付近は、午前一時だというのに大渋滞。ヘッドライトが河になってたゆたっていた。

酒井法子の謝罪

月曜日で休みという珍しい状況なので、朝のワイドショーが目に入った。そこで酒井法子の保釈のときの謝罪の様子(それも昨日今日と言うわけでもないと思うのだけれどしつこいねぇ)が流されていた。 あいかわらずきれいだなぁと思いながら見ていたけど(音声…

高速道路無料化

前原国土交通大臣が、高速道路の無料化について「急がない」といったそうだが、私は急いだ方がいいと思う。 高速道路の無料化はマニフェストで約束したことだから、やらないという選択肢はありえない。であれば、スピーディーにやる方が国民にアピールする。…

音楽機械論

音楽機械論 (ちくま学芸文庫)作者: 吉本隆明,坂本龍一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/08/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (25件) を見るこの前に読んだ本がきな臭すぎたので、ちょっとにおい消しというわけでもないけ…

新宿は祭りでした。

でもあの街はいつ来ても祭りみたいなものだし、おみこしとかちょうちんとかあってもなんだろうという感じ。新宿駅の西口でやきそばとか焼いてたんだけど、ああいうのってやっぱり富山の立山町の神社なんかでやってたほうがはるかに味わい深い。 祭囃子と同じ…

ベルギー王立美術館コレクション

帰路、新宿の東郷青児美術館で 「ベルギー近代絵画の歩み」 こないだのBunkamuraの展覧会とセットでという思いもあるのですが、こちらはベルギー近代絵画といっても、ルネ・マグリットもポール・デルヴォーもいない。あくまでベルギー王立美術館の…