2009-01-01から1年間の記事一覧

英一蝶

板橋区立美術館は成増駅と西高島平駅の中間地点くらいにある。一本バスを逃すと、田舎ものの感覚としては、歩いた方が早い距離。じっさい、このまえ来た時は歩いた記憶があった。 駅から美術館まで赤塚植物園への表示をたよりに歩く。何故か美術館の表示は直…

野中広務 差別と権力

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)作者: 魚住昭出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/05/16メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 477回この商品を含むブログ (95件) を見るかなりきな臭く、また生臭い読書になった。しかし、優れたルポルタージュだと思う。 麻…

酒井法子

朝刊の一面に酒井法子が載っていた。 「政権交代・・・」云々という見出しとともに目に入ったので、小沢チルドレンのひとりかと思った。 きれいだよねぇ。さんまのまんまで泣いていたころをつい思い返してしまった。でも、ただきれいというだけで一生遊んで…

音楽関係の番組

ここのところNHKで音楽関係の番組を立て続けに見た。 井上陽水の4夜連続の特集を2夜。半分見逃したのは、二回目はは4夜連続と知らなかったのと、三回目は総合と教育をかんちがいしたから。 ふたつめは、BBCが作ったビートルズの特集。これは、ビー…

アジアの基軸通貨

日本では、亀井静香が金融大臣になるそうだ。 中国は、ドルだけが世界の基軸通貨であることを批判して、元をアジアの基軸通貨にすることを狙っている。 ものづくりの面ではすでに日本に追いついたので、金融の面でアメリカに追いつこうとする意図だろう。 過…

「しんぼる」

いま、MovieWalkerの「プール」の評価をみたら五段階評価で5が60%、1が20%。作家性の強い作品はこういうふうに評価が割れて当然なのだ。 松本人志の「大日本人」はそれこそ5と1にまっぷたつに割れていた。もっともあれは割れすぎで、あ…

「プール」

この映画で初めて知ったが、「プール」の舞台タイにはコムローイという行事があるそうだ。紙で作った簡単な熱気球のようなものを夜空に放って願いをかける。まるで精霊流しのようだなとおもった。 わたしたちの国のお盆は、いちおう仏説盂蘭盆経にその起源を…

「プール」、「しんぼる」

きのうは疲れに加えて冷たい雨が降っていたのででかけずにいてしまった。 それで、きょうは普段ないことに二本たてつづけに映画を見た。 大森美香と桜沢エリカの「プール」と、松本人志の監督第二作「しんぼる」。 この連中はただものではなかった。こういう…

ポトスライムの舟

休みの日はうっかりしていると一日中朝飯を食っている。 「花と兵隊」は結局観にいかなかった。 きのう職場のマシントラブルで帰宅が遅くなったのもあるが、MovieWalkerのレビューがよくなかったのと、そして何より、そのレビューの内容が、自分が…

プール

映画館でときどきCMをみる「プール」は、この映画のために桜沢エリカが原作となる漫画を描きおろしたのだそうだ。 それを聞いて俄然興味が湧いてきている。 CMを見た限りではぬるそうなんだけどね。ぬるいのは寒いよりきついからね。

しんぼる

週刊プレイボーイの表紙が松本人志ですね。「大日本人」は観にいく気がしなかったのですけど、今回のはそそられる。この修正してくる正確さみたいなのがみごとなんですよね。核をはずさない自己分析力というか、辺縁部分でうだうだしない。知性を感じますね…

鬼振袖

国芳一門浮世絵草紙3 鬼振袖 (小学館文庫)作者: 河治和香出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/06/05メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る河治和香の「国芳一門浮世絵草紙」第三弾。 「市芳」が泣ける。 各章ごとに国芳一門の絵が…

二大政党制の国民の選択肢として自民党はどうあるべきか

はやいもので、選挙からもう10日。 私の選挙区では、麻生太郎の盟友、甘利明行政改革担当大臣を、民主党の新人が打ち負かした。それから10日、どういうわけか自民党の選挙ポスターだけがいまだに雨ざらし。さらし首の意味合いなのだろうか。麻生太郎と甘…

国芳一門浮世絵草紙〈2〉あだ惚れ

国芳一門浮世絵草紙〈2〉あだ惚れ (小学館文庫)作者: 河治和香出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/12/04メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る昨日のがチョーおもっしかったので、そのまま続編。 この味わいは何かに似ているなと…

侠風むすめ

国芳一門浮世絵草紙 侠風むすめ (小学館文庫)作者: 河治和香出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/05/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (9件) を見る実は、先週の金曜日、左手の親指を鉄の扉に挟んでしまって、今、右と左では…

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム作者: 柳広司出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/08/29メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 168回この商品を含むブログ (203件) を見る出版されたころに買おうとしたら、売り切れて手に入れられなかった、柳広司の…

ココ・シャネル

Bunkamuraの映画館は,少し変わったシステムみたいで、インターネットでチケットを買う場合だけ、シートが指定できる。 私は今回たまたまネットで予約していったが、席に「指定席」なんてカバーがかけられていて、(なんかすいません)みたいな。料…

ベルギー幻想美術館

ベルギーと聞いて思い浮かぶものは、チョコレート、刺繍、宝石、エルキュール・ポワロ・・・。 ポワロ以外は他でも手に入るものなのに、ベルギーの名を冠すると、ご婦人方が目を輝かす。 ジャポニズムといわれるような意味でのベルギズムは存在しないかもし…

ベルギー幻想美術館、「ココ・シャネル」、『ジョーカー・ゲーム』

新聞の記事から

今朝の新聞に興味深い記事がいくつか。 まず、ひとつめは小さな記事だが、矢野絢也元公明党委員長の自宅に、公明党の元国会議員3名が押しかけ、100冊に上る矢野絢也氏自身の手帳を奪い去った事件について、それが事実であるかどうか双方が訴訟し争われて…

日本買い

民主党の圧勝を受けて円が買われている。 31日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=92円台後半に上げ幅を広げている。10時時点は前週末28日の17時時点に比べ1円5銭の円高・ドル安の92円87〜90銭近辺で推移している。一時は1円25銭の円高となる92円…

死刑宣告

ちゃんと8:00PMすぎるまで政治的な書き込みを控えたりするところが,われながらいじましい。 自民党に死刑を宣告するつもりで朝早く投票に行ったが、若い人の姿もけっこう多く、たぶん気分は共有しているという空気。それは思い過ごしではなかったよう…

アロイーズ

アール・ブリュットの展覧会を観たとき、一端に触れたアロイーズ・コルバスの展覧会。 行くかどうか迷っていたのは、ワタリウムという美術館が、少し手狭な感じがするのと、青山のキラー通りというのがおしゃれすぎる気もするし、おまけに田中康夫が推薦して…

「クリーン」

先週、いい映画に行き当たった余勢を駆って、今週も渋谷で、公開初日を迎えた「クリーン」。 「夏時間の庭」のオリヴィエ・アサイヤス監督の作品で、週刊SPA!のコラムの最終回に「サッド・ヴァケイション」の青山真治監督が、 「『夏時間の庭』よりこっち…

六月の夜と昼のあわいに作者: 恩田陸,杉本秀太郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/06/19メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (38件) を見る

この題名は伊東静雄の詩から取られている。それでつい手にとった。 詩と絵と小説のコラボ。魅力的な試みだけれど、今回に関してはさほど成功しているとも思わない。

5年前のブログから

週刊朝日に堀江貴文が「ホリエモンの近未来大予測!」という連載を始めている。 ホリエモンは面白い人だと私は思っているが、連載を追いかけようとまではまだ思っていない。今回手にとってみたのは、スペシャルと題して、竹中平蔵との対談が組まれていたので…

約束よ

約束よ作者: 辻原登出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る辻原登の短編集。遊動亭円木のその後の消息も少しうかがえる。

自民党のオーナー

新聞によると、自民党の候補者は、「比例区は公明党」と叫んでいるそうだ。 すでに多くの人が指摘しているように、自民党政治は官僚に丸投げで、その官僚の政策は革新官僚の流れを継ぐ社会主義的なものだった。生活者のための社会民主主義ならぬ生産者のため…