「銀河ヒッチハイクガイド」

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

チェーホフの「馬のような名字」の巻末に紹介が載ってて、それで、買って読んだ本。
そのとき私が思ったのは、‘今さらチェーホフを読んでみようと思いついたのは、この本に出会うためだったのかなぁ’
とか。
こりゃまあ名作。多分私だけが知らなかったのかも。初版はサッチャー政権発足の年だからね。
発端がいい。現実をいっきにSF世界に接続する、そのスピード感がみごと。
「銀河ヒッチハイクガイド」っていうことばを思いついた時点でもう勝ってたのかも。
ところで、文中の説明によるこの‘銀河ヒッチハイクガイド’の構造は、まるでiPad。
もしかしてジョブスはここから発想を獲たか。