2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャンフランコ・ロージ監督の『国境の夜想曲』

『海は燃えている』で、難民が続々と押し寄せるイタリア最南端のランペドゥーサ島を描いたジャンフランコ・ロージ監督が、シリア、イラク、レバノン、クルディスタンの国境の夜を淡々と写した。3年間をかけて80時間カメラを回した。3年間で80時間はけして長…

東京モーターサイクルショーで賀曽利隆

東京モーターサイクルショーに行ってきました。 コロナ禍になってからあんなに混雑してる場所は初めてかも。特に4大メーカーのサイトは入場制限をしているために、そこに並ぶ列はかえって混雑するという。なかなか不自由でした。 ただ、全てを帳消しにするラ…

春めき桜

一ノ堰ハラネの春めき桜 河津桜、玉縄桜に続き、今週は春めき桜を、足柄のJAかながわ西湘の福沢総合選果場に観に行った。 JAかながわ西湘福沢総合選果場 もし京都ならこのプレハブの代わりに古寺名刹が建っているだろう。逆に、富山や信州なら、遠くに立山連…

大船フラワーセンターの玉縄桜

玉縄桜 大船フラワーセンターに桜を観に行った。実は、その後、ダミアン・ハーストの桜に回った。 ここの築山にあったはずの啓翁桜を観に行ったつもりだったが、それはなくなって、代わりに玉縄桜てふ、聞きなれない桜が咲いていた。 フラワーセンターの説明…

『燃えよ剣』に出てたフランス人

原田眞人監督の『燃えよ剣』は、岡田准一の土方歳三が五稜郭でフランス人に顛末を語るていをとっている。 あのフランス人の写真があったよなぁと思いながら、なかなか見つからずに取り紛れてしまったが、ひょんなことから出てきたので、紹介したい。「写楽」…

ダミアン・ハースト 桜 観ました

国立新美術館の会場奥で見られるこのインタビューは示唆に富んで面白い。YouTubeにもあるので紹介したい。字幕が出ない場合、画面右上の「cc」というとこを押してください。www.youtube.com まずは現代の芸術家にとって絵を描く「リスク」について。 2012年…

『香川1区』

大島新監督 『なぜ君は総理大臣になれないのか』の続編で、去年の総選挙、小川淳也の選挙区、香川1区の選挙戦をレポートした。 『なぜ君は総理大臣になれないのか』公開の翌年ということもあり、同じ選挙区で長年競っている平井卓也デジタル庁担当大臣の不適…

西平畑公園の河津桜

河津桜はたぶん南関東あたりではいちばん早く春を告げる。3月6日なのにもう満開を迎えている。例年、桜まつりで盛り上げるが、今年はコロナでひっそりやってるようだ。ただ、結局、すごい人出、いい天気で。 私もしばらく来ていなかった。このコロナ禍の2年…

『牛久』

3月18日まであつぎのえいがかんkikiで『牛久』が公開中。www.ushikufilm.com 日本政府が現在進行形で行なっている国家犯罪の中継映像。 おぞましいのは、入管側が記録のために残している映像がいちばん暴力的であること。これなら公開してもいいかと入管が判…

『ダーク・ウォーターズ』

『ダーク・ウォーターズ』は、単にアメリカ映画だけでなく、アメリカ社会の良心と勇気を身に染みて思い知らされる、「傑作」などという言葉でさえ薄っぺらに感じられる、胸に響く映画だった。 『ダーク・ウォーターズ』は、デュポン社が40年間も隠蔽してきた…

アーティゾン美術館 はじまりから、いま。1952-2022

アーティゾン美術館 はじまりから、いま。1952-2022 アーティゾン美術館にいってきました。 《腕を組んですわるサルタンバンク》パブロ・ピカソ ピカソはその頃付き合っていた女性で画風が変わったとか言われる。しかし、逆に画風の変化に伴って、女の趣味が…