2007-01-01から1年間の記事一覧

風間深志の最後の連載

先日、TBSで放送していたからご存知の方も多いだろうが、マジェスティでユーラシアを横断していた風間深志の最後の連載が興味深かったので、引用して紹介したい。 私が先生の忠告を振り切ってフランスの病院を飛び出してしまったのは、1日のベッド代が1…

フォーク世代

阿川佐和子と笑福亭鶴瓶の対談。「家族に乾杯」にふれて 阿川 私も一度出させてもらいましたけど、ほんとに段取りも何もなくて、私が気になる家に行って話をしてくださいって言われるだけ。怖かったですよ。面白くなるかどうかわかんないから。 鶴瓶 いや、…

ナボコフの短編集

ナボコフ短篇全集〈1〉作者: ウラジーミルナボコフ,Vladimir Nabokov,諌早勇一,毛利公美,貝沢哉,若島正,加藤光也,沼野充義出版社/メーカー: 作品社発売日: 2000/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見る向かいの雑木…

キャリヤ

厚木カワサキから電話がかかってきた。頼んでいたキャリヤが入荷した。 「まだ600kmくらいしか走っていないんです」 と、自嘲気味にいうと、あちらの方がため息まじりだった。売った客がバイクに乗らないと、バイク屋としてはがっかりなものなのだろう…

魔笛

109シネマズ川崎で『魔笛』を観た。 オペラでありコメディであり、メッセージはストレートで力強い。 モーツァルトのオペラにまで反戦のメッセージがこめられるようになると、さすがにインパクトが大きい。 例によって小林信彦の受け売りであるが、シルベ…

感傷の手

感傷の手わが性のせんちめんたる、 あまたある手をかなしむ、 手はつねに頭上にをどり、 また胸にひかりさびしみしが、 しだいに夏おとろへ、 かへれば燕はや巣を立ち、 おほ麦はつめたくひやさる。 ああ、都をわすれ、 われすでに胡弓を弾かず、 手ははがね…

落丁

ヤクーツクからバイカル湖にゆくには、やはりレナ川を遡航するしかないか?というジュンヤさんの書き込みがBBSにあって、ロシアの地図を引っ張り出してみたのである。 実のことを言うと、わたしもヤクーツクから陸路イルクーツクを目指してみた。でも、自…

デュフィ

鎌倉大谷記念美術館にデュフィを観にいった。開館10周年記念だそうである。建物の感じからすると、どこかのお金持ちの別荘だったところを、亡くなった後に美術館に改装したというところだろうか。 鎌倉という町が私にはまだよく分からない。京都や奈良は、ぶ…

惰眠をむさぼる

今日は一日うとうとしてしまった。資源回収の日なのでペットボトルとダンボールを出した後、また眠ってしまった。 その後も、気がついたらいつのまにか眠っている。三階建ての二階のほぼ真ん中の部屋で、窓が東向きだと、夏でも意外にすごしやすい。ラフマの…

『藤田嗣治「異邦人」の生涯』

藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)作者: 近藤史人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/01/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (56件) を見る先日、キスリング展の出口で買っておいた近藤史人著『藤田嗣治「異邦人」の生涯…

『湖の南』

湖の南作者: 富岡多恵子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る二日続けて早起きできるわたしではない。 昨日だいぶ歩いたので今日はへばるつもりでいたのだ。 今日も昨日に劣ら…

蝉しぐれ

日ざかり、木陰に入ると、蝉しぐれは浸るようだ。思わずうとうとしてしまった。 浄智寺というところ。お盆休みなのだから、墓参の方たちもちらほらと見えた。 暑い一日だった。雲ひとつ見えない。鶴岡八幡宮の蓮を目当てに、朝七時に家を出た。しかし、蓮を…

ちなみに、今調べたら、「たのしい夜更かし」は、ナイアガラムーン」のようですな。Niagara Moon 30th Anniversary Editionアーティスト: 大滝詠一出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント発売日: 2005/03/21メディア: CD クリック: 19回この…

たのしい夜更かし

大滝詠一の名曲「たのしい夜更かし」を知っているかな?曲は多分、米ポップスのパクリだと思うが、それはそれとして、サイコーに脱力系。 ナイアガラ時代の大滝詠一の曲は、CDでは一枚も持っていないのだから、ずいぶんむかしに聞いただけのはずなのに、今…

いやはやという気持ち

ユーラシアをマジェスティで横断していた風間深志がロカ岬にゴールした。 わたしは、しかし、それよりもこの記事を読んでいやはやという気持ちになってしまった。 わが身を振り返ってみても、日本人って何の根拠もなく日本人を信頼しているところがある。特…

立秋

立秋だそうだ。こないだ梅雨が明けたばかりなのに。 そういわれてみれば八月も、午後六時ごろの空には、秋の伏線みたいなものが感じられる。しかし、午後六時に明るいのだから、たしかに秋は立ったばかりなのだろう。 きのうわたしが親子丼を食っているとな…

秋茄子

「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉があって、その意味は「そのころの茄子を食べ過ぎて、嫁が身体を冷やないように」という気遣いだといわれているが、わたしはそうは思わない。 じゃあ聞くけど、茄子で身体が冷えるのは嫁だけか?みんな冷えるんだろ?じゃ…

『ロンドンの味』

ロンドンの味 吉田健一未収録エッセイ (講談社文芸文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (15件) を見る昨夜のこと、吉野家で豚の生姜焼き定食を食べていると、突然停電…

閉経

八月である。 中村うさぎが閉経したそうである。齢四十九。こういうとき「享年」とは言わないよな。 絶えて久しい私小説の伝統であるが、リアルタイムで閉経をリポートする女性が現れるとは、近松秋江も思わなかったろう。 ガソリンが143円である。 バイ…

民主党まつり

それにしても東名の厚木はなぜあんなに混むのだろうか? 小田原からの帰り、翌日遅出のわたしとしては渋滞を避けたつもりだった。東名厚木通過は11:45PMごろ。それでも渋滞している。 帰宅してテレビをつけると民主党まつりの様相。渡辺喜美が「役人…

小田原ちょうちん祭り

阪神大震災の後、オウムがサリン事件を起こした時に、場所が地下鉄じゃなくて霞ヶ関で、役人たちがみんな死んだら、胸がスカッとするだろうと思った。今でもそう思う。 しかしながら、もしそうなっていたとしても、何か変わったか。何も変わらなかったろう。…

『夕凪の街 桜の国』、キスリング展

夏空は窓から見るに限る。 ほんとうに梅雨あけしていないのだろうか? あまり暑いので、昨日は久しぶりにホンイキで、髪にハサミを入れた。 昼勤の土曜日が休めるのは、いつ以来か忘れてしまった。夜勤の土曜日あまり寝ないで出かけると、結局日曜にぐったり…

『静かな大地』、風鈴市

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/06/07メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 21回この商品を含むブログ (23件) を見る川崎大師の風鈴市。じつのところ、今年でまだ十年目だそうだが、なんとなく響きが歴…

子猫

このあたりは猫が多い。夜中にダンボールを出していると、子猫がすり寄ってきた。最初は一匹だったのがだんだん増えて三匹にになった。共同住宅の暮らしで何が情けないかといって、猫が飼えないことである。 ドアの前までついて来たので、ダンボール出しは中…

片付け

本日、こちらにも台風が来た。昨日のは、ただの雨だった。今日のが台風だ。で、今日はさすがにどこにもでかけない。そして、懸案になっていた本の整理をした。本の入っているダンボールを開け、買っておいた本棚を組み立て、本を本棚に片付けた。結果、本の…

キサラギ

ようやくまともに土日が休めた。台風も上陸しようというものである。毎年ものすごい人出の横浜国際花火大会も中止になった。 「キサラギ」を観に出かけた。ホンがよく練られていて、あのまま舞台で使えそう。舞台で演ずると、最後まで「如月ミキ」の顔は出て…

サーリャンカ、クワス

今週の土曜日は休めそう。月曜は出勤だけど。 風間深志が「ボルシチより、サーリャンカが口に合う」と書いている。サーリャンカは旨い。ロシア料理のなかでは、さっぱりしていてちょっとすっぱい。 小林信彦さんの今週のコラムは、なぜかクワスにふれていた…

お買い物

自転車が小径でいいことのひとつは、押して歩くのが苦にならないこと。本来折りたたみ自転車なのだし、片手でらくらく。 帰りが雨になったのでね。自転車にレインウエアなんて、御免蒙りたい。バイクの時だって暑いときあるよ。自転車は自分で漕ぐんっすよ。…

夏来たるらし

今日はコーヒーが美味いな。夏来たるらし。 しかし、自転車とは、かくもケツが痛い乗り物であったろうか。タイヤが小径だからよけいかもしれない。フロントにもリアにも一応サスがついているし、サドルにゲルまで入っているのに、これはいかがなものかと。仕…

さしこみ

疲れていたのか、食べあわせが悪かったのか、昨日の昼を某ファミレスでとったあと、ひどい下痢。季節が季節なので、食中毒も疑われたが、身体が弱ってたのと五分五分だな。 原因はともかく、治ってくれればよいので、ほぼ24時間臥せって過ごした。 おかげで…