2021-01-01から1年間の記事一覧

準決勝の審査員

まだしばらくキングオブコントの衝撃に浸ってるんだけど、よくよく考えてみると、今年は準決勝の審査員が偉かったと思いついた。bagwell0830.hatenablog.com やっぱりな。

キングオブコント2021の感想戦さまざま

今年のキングオブコントが素晴らしくなる予感はしていた。 今年からユニット参戦が可能になって、チョコレートプラネットとシソンヌとか、片桐仁と青木さやかとか、果ては、間寛平と村上ショージまで、花も実もあるユニットが、決勝まで届かずバタバタ敗退し…

『モンタナの目撃者』『レミニセンス』『クーリエ』

もし『MINAMATA』をまだ観てないなら『MINAMATA』をオススメする。 それ以外で最近見た映画でオススメできるものというと、まず、『モンタナの目撃者』。 アンジェリーナ・ジョリー?。って一瞬思うじゃないですか?。スターで客引きしようとしてるのかなと…

感染者数がなぜ減少したかわからない?

オリンピックが終わったからに決まってるじゃん。news.yahoo.co.jp

国宝 福岡一文字吉房

コロナ禍以前は、上野の美術館に行くときは、美術館のはしごをするのが当たり前だった。5つも美術館があるのだし、国立西洋美術館と東博は、土曜日には午後9時まで開いていたし、常設展は撮影可なのだし。 今は、事前に時間指定しなければならないので、そう…

ゴッホ展

緊急事態宣言全面解除一日前に、フライイングでゴッホ展に出かけた。つうかまあ、前に言ったように、今週は日曜日から働いてたのでもう限界。金曜日まで待てなかった。それに今は予約制だし。それはそうと、なんか予約制になってから、どさくさにまぎれて美…

『ドライブ・マイ・カー』のソーニャとワーニャ

濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』の映画内戯曲の「ワーニャ叔父さん」は、独特の演出がされている。多国籍の俳優が、各母国語でセリフを言い、その翻訳が字幕で背景に映し出される。 つまり、俳優たちは各人の身体に覚え込ませた戯曲を演じなければな…

憲法12条が改められるとどうなるか?

土曜日にデモに出たので、頼まれた休出を断ったのだけれども、月末だし、どうしてもというので、日曜日にひとりで出勤していたら、セコムが誤作動を起こした。 要するに、誰か他の部署の人が、私が働いているのに気が付かないで、セコムをかけて帰ってしまっ…

『MINAMATA』オススメ

ジョニー・デップが水俣病を世界に伝えたカメラマンを演じるとは聞いていた。 しかし、そのカメラマンがユージン・スミスだとは知らなかった。 映画の冒頭、《楽園への歩み》が映った時、ものを知らないというのは、なかなか楽しいもので、「まさかユージン…

ウィシュマさん事件の真相究明と再発防止を求めるデモ

日比谷で、ウィシュマさん事件の真相究明と再発防止を求めるデモに参加してきました。写真もいっぱい撮るつもりでしたけど、よく考えたらデモに参加してたら、デモの写真は撮れないんですよね。 200人くらいの人が法務省のまわりを一周するだけのデモでした…

宇多丸さんが『先生、私の隣に座っていただけませんか?』を評していた

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は20日に観た。 昨日、たまたま宇多丸さんのアフター6ジャンクションを聴いてたら、映画評のコーナーで取り上げていた。事前に知らなかったので、ちょっとワクワクした。映画でも絵画でも、観た後で人と意見を持…

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』観ました

www.phantom-film.com 作品の中で別の作品が描かれる入子構造の作品も少なくないと思う。観客が見ているのもフィクションなわけだから、その中にまたフィクションがあると、何か向かい合わせの鏡を見ているような感覚が味わえる。 最近で言うと、カンヌで脚…

『アメリカの影』

アメリカの影 (講談社文芸文庫)作者:加藤典洋講談社Amazon 『フィロソフィア・ヤポニカ』について書いているときに、江藤淳のことを思い出して、余計なことを書いてしまったのはなぜだったろうかと思い返すと、この加藤典洋の『アメリカの影』だった。 田邊…

『フィロソフィア・ヤポニカ』ぜひオススメ

フィロソフィア・ヤポニカ (講談社学術文庫)作者:中沢新一講談社Amazon 明治維新は日本の文化を大きく歪めた事件だったと思う。 仏教は、親鸞、道元の原典に帰ることで、復旧が可能だろうが、国家神道に上書きされてしまった神道は、その本来の豊かさを取り…

UA

細野晴臣さんのラジオにUAが来ていて、今年のフジロックフェスティバルについて、革命的だったと語っていた。静粛で、そのために確かな感動が伝わってくるものだったらしい。 細野さんも「行けばよかったなぁ」と言っていた。www.interfm.co.jpdaisy-holiday…

『子供はわかってあげない』

上白石萌歌の存在感が圧倒的だと思う。 というのは、主人公の朔田さんは高2の女子で水泳部なんだから、撮り方によってはグラビアみたいになりかねない。逆に、それを避けようとすると、原作がマンガなわけだから、アニメチックになりかねない。 そのどちらに…

自民党の総裁選について

そもそも総裁選の前に、現職の総理大臣が辞職するって事態について、何か一言ないの?。

星野源のオールナイトニッポンに若林正恭が出てた

芸人さんのラジオ以外で聴くのは星野源だけ、というとウソになる。細野晴臣と山下達郎も聴く。しかし、星野源の場合は、裏が爆笑問題だから。どうせradikoのタイムフリーで聴くとはいえ、今週は星野源ファーストで聴いた。 オードリーの若林正恭さんがゲスト…

よくもわるくも

仁鶴さんの訃報の後、YouTubeの勧めるままに落語を聴いていることが多い。それで、気が付いたんだけど、東京の人で「落語って難しくないですか?」とか言う人がいるのって、三遊亭圓生のせいだな。

『闇の脳科学』オススメ

闇の脳科学 「完全な人間」をつくる (文春e-book)作者:ローン・フランク,仲野 徹・解説文藝春秋Amazon この本は、ロバート・ガルブレイス・ヒースという精神科医、神経科学者の忘れ去られた業績と伝記を、ローン・フランクというデンマークの女性が掘り起こ…

『プロミシング・ヤング・ウーマン』をめぐる違和感について

『プロミシング・ヤング・ウーマン』超おもしろいです。オススメです。 でも、この映画を観て「見て見ぬふりしちゃいけない」とか「口を閉ざしたりしちゃいけない」とか、そういうことを言うマスコミの人は、じゃあ、一言でも「慶應医大生のレイプ事件」につ…

『ドライブ・マイ・カー』観ました

ドライブ・マイ・カー カンヌ映画祭で脚本賞を獲得した『ドライブ・マイ・カー』の同名の原作は、『女のいない男たち』という、村上春樹の短編集の巻頭をかざる小説だ。 初出は、文藝春秋2013年12月号で、当時、文藝春秋を買ったり買わなかったりしていた私…

『プロミシング・ヤング・ウーマン』補遺

佐久間宣行さんが遅ればせながら『プロミシング・ヤング・ウーマン』を観たそう。絶賛していた。 今更なのは、独立して忙しいのかな、とか、年頃の娘さんがいるから、テーマがきついのかなとか、余計なことを考えた。 それで、また『プロミシング・ヤング・…

『太陽の子』ネタバレ(マジで読まない方がよい)あり

太陽の子 これは観ようと思ってたが遅くなった。最寄りの映画館では、明日で上映終了とあったので、仕事終わりに駆け込んだ。 太平洋戦争末期、日本軍のために核兵器開発に取り組んでいた、京大の研究者たちを主人公にしている。 柳楽優弥、三浦春馬、有村架…

笑福亭仁鶴の訃報

笑福亭仁鶴の訃報にふれ残念だ。噺家が亡くなるともっと聞いておけばよかったと思う。 爆笑王と言われていた頃の仁鶴さんの記憶はない。気がついたときにはもう喉を痛めていた時代で、奥さまの隆子さんがタレント活動をして支えていた。 笑福亭仁鶴は六代目…

『アメリカン・ユートピア』と『ストップ・メイキング・センス』観ました

『ストップ・メイキング・センス』と『アメリカン・ユートピア』 あつぎのえいがかんkikiは音の良さで売ってる。TOHOシネマズ海老名で観るよりは断然よいと思う。TOHOシネマズ海老名は、経年劣化からかスクリーンのシミが気になる時がある。 ただ、今回はち…

『アースダイバー 神社編』『精霊の王』読みました

アースダイバー 神社編作者:中沢 新一講談社Amazon精霊の王作者:中沢 新一講談社Amazon 今の日本の総理大臣は平気でウソをつく。その源流は本居宣長という、明治維新の思想的バックボーンとなった人が、今でいうネトウヨ(『源氏物語』が読めるネトウヨ)で…

『日本のいちばん長い日』

Amazon primeで『日本のいちばん長い日』原田眞人版を観た。 公開当時は三船敏郎が阿南惟幾を演じた1967年版と比較してあれこれ言われた記憶があるが、1967年版の決定的な欠点は、戦後22年を経たこの年でさえまだ昭和天皇を神格化していることだ。昭和天皇を…

まじめなバイト

アルバイトを募集する媒体のCMで「バイトに夢中」とかいうのを見かけて、「いやいや」と苦笑いしたことがある。 ロッチのYouTubeを見てたら、中岡さんが「バイトは如何にサボるかを考えなあかんやろ」と、「バイト同士で、あれちゃんとしろよとか言うてくる…

『コンテナ物語』

コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版作者:マルク・レビンソン日経BPAmazon この一週間でいちばん衝撃的だった動画は岡田斗司夫のこれだった。 ただ、本を一冊まるまま読み聞かせた感もあり、これを聞いちゃうともうこの本を買う気に…