2023-01-01から1年間の記事一覧

東京モーターサイクルショー 〈CAKE編〉

HONDAのブースでも、片隅に電動バイクや電動スクーターが置かれていたが、今年のモーターサイクルショーでいちばん目立っていたのは「CAKE」だった。 聞いたことのないメーカーだがそれもそのはず、2016年に創業したばかりのスウェーデンのメーカーだそうだ…

東京モーターサイクルショー 2023 〈HONDA編〉

あいかわらずの大混雑で、なかでもホンダのブースは入場制限しているので、30分待ちで入れた私はラッキーな方。出る頃には60分待ちになってた。でも、午後の遅い時間帯には空くみたい。 CRF250Lhttps://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/2…

『マッシブ・タレント』

今週末は、東京モーターサイクルショーに加えて、よい映画が多かったので何から書くか迷うんだけど、まずはこれじゃないかと思う。 ニコラス・ケイジの作品なら何でも観るって映画ファンは多いんだと思うが、まあ当たり外れの多いことには違いない。それは、…

『シン・仮面ライダー』『ヴァニシング・ポイント』

この二作、確かに同じ週末に観たこともあるけれども、くくりとしては懐かしの70年代。 『シン・仮面ライダー』は、伊集院光さんが過密スケジュールの中、まんじりともせず観たそうで、大絶賛していた。でも、それは多分に懐かしさじゃないかなと思います。ご…

映画『ダークウォーターズ』で・・・

映画『ダーク・ウォーターズ』で、問題になっていたPFASについて、アメリカの環境保護庁が、規制を強化することが発表された。 汚染水の被害が住民に出て、そして、裁判で戦って勝って、それが映画になって、一般の国民にも知られることとなって、政府が規制…

『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』『WORTH 命の値段』

『WORTH 命の値段』の予告編だけをみると、9.11のテロ被害者に対して、米政府が迅速に補償金を支出しようとしたように見えるが、一面には、保険会社の保険金支払いを免除させる目的もあった。 もちろん、保険会社との訴訟となった場合、判決まで長い時間がか…

『アドルフに告ぐ』

『ヒトラーのための虐殺会議』を観た勢いで、手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を読んだ。ヒトラーと同じアドルフという名前の2人の少年の生涯を描いたフィクション。 ちなみに今はアドルフという名前を我が子につけるドイツ人はひとりもいないらしい。『お名前…

『ヒトラーのための虐殺会議』

1942年1月20日に開かれたヴァンゼー会議を議事録をもとに再現した映画。 ヴァンゼーとGoogleマップで検索してみると、今でもその会議が開かれた家が保存されているのがわかる。ヴァンゼーのゼー(see)はドイツ語で湖を指すそうだ。 会議の参加者でまず目を…

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

真っ先に思い出したのは『クレイジー・リッチ』だった。純然たるアジア系主人公のハリウッド映画。 内容というほどのものはなく、ただただ面白い、ゴージャスで緻密に織り上げられたドタバタメタバースSF。 ただ、車椅子に座っている老爺さえもカッコいい見…

月白

月白 今日の仕事帰りの空はまさに「月白」だった。青磁の色の中に「月白」と名付けられた色があるのだけれど、この青がどうして「月白」なのかなあと思っていたが、今日の空を見て納得した。ちなみに「月白」でググるとまさにこの色が出てきた。

『フェイブルマンズ』

この1週間くらいで『フェイブルマンズ』、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、『フラッグデイ』、『ワース 命の値段』、『BLUE GIANT』を観たが、その中でもし人に薦めるなら『フェイブルマンズ』。 『フェイブルマンズ』は監督のステ…

西山太吉さんの話

西山太吉さんの話の中で、特に、この部分がハイライトされるかと思います。

西山太吉さんが亡くなって

西山太吉が亡くなったからか、かつての対談がYouTubeにアップされていた。必見。www.youtube.comwww.youtube.com

王羲之と蘭亭序

台東区立書道博物館と東京国立博物館の東洋館の共同企画の王羲之と蘭亭序。 台東区立書道博物館は子規庵の前にあるこじんまりとした博物館。子規庵の前にあるとも言えるが、鶯谷のラブホテル街にあるとも言える。 中庭に中村不折の胸像があるところを見ると…

オールナイトニッポン55時間

タモリと星野源、ネプチューンと土田晃之、ウッチャンナンチャン、オードリー、伊集院光、山下達郎は全編聴いた。 オードリーと伊集院光の2組は現役感がさすがで、特にオードリーはラブレターズをゲストに迎えて一触即発の喧嘩スレスレみたいなギリギリな放…

『エンパイア・オブ・ライト』ちょっとネタバレ

金曜日のレイトショーで、そんなに期待せず出かけた。期待があったとすれば、昔の映画館の話だそうなので、ジュゼッペ・トルナトーレの『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいのかなとか思ってたかもしれない(ちなみに『モリコーネ』も観たばかりだったし)…

佐伯祐三展

東京ステーションギャラリー 東京ステーションギャラリーで佐伯祐三展がやってる。とっくに観に行ってたんだけど、撮影できない展覧会は書くとっかかりがなくて、ついきっかけを失うのを、おぎやはぎと山田五郎さんのぶらぶら美術館で取り上げているのを見て…

『対峙』

アメリカでの原題は「MASS」という。英語に堪能な町山智浩がラジオで言ってたけど、集団乱射を示す「mass shooting」と、カトリック教会での弥撒「Mass」をかけているそうだ。キリスト教文化がない日本でこれをどう邦題にするかにはかなり頭を絞ったと思う。…

『イニシェリン島の精霊』をめぐるさまざまなレビュー

いろんな人の『イニシェリン島の精霊』についてのレビューが全然違っていて面白い。 前に書いたみたく、町山智浩さんはコリン・ファレル演じるパードリックとブレンダン・グリーソンが演じるコルムが潜在的な同性愛だと語っていた。戦時下という時局の変化で…

『ミスター・ムーンライト』

1966年のビートルズ来日をめぐるインタビュー集。ビートルズ自身の映像はあまり出てこない。この映画に先立つニュースで、ビートルズの武道館公演を、その警備を担当した警視庁が撮影した映像が公開されたというのは聞いていたのだけれど、ただ、これは無音…

引きこもりだったらしいね

宮台真司の襲撃犯が50代の引きこもりだったと聞いて絶望的な気分になる。宮台真司が語っていることを証明するために襲ったのかと思えるほど。 80代の親に家を建ててもらって、そこで引きこもっていたそうで、社会とほとんど接触がなかったために、鮮明な顔写…

『エルピス ー希望、あるいは災い』ネタバレ、『シャドウプレイ(完全版)』

Netflixで『エルピス』が配信され始めたので、週末で集中して観た。 渡辺あやの脚本がすばらしい。テレビ局の裏側が、女性目線でけっこうリアルに描かれているのではないかと思わせる。「おじさんたちのプライドは地雷」とか。 脚本として優れているだけに、…

『イニシェリン島の精霊』ネタバレ?

『イニシェリン島の精霊』について、町山智浩さんが話してました。 町山智浩の映画評は深読みすぎて私は好きです。何と較べてかというと、宇多丸さんのに較べてってことなんだが、宇多丸さんのはランダムに評する作品を決めるゲーム性が、良くも悪くも、逃げ…

キネマ旬報ベスト10

キネマ旬報ベスト10が発表された。主演男優賞が『土を喰らう十二ヶ月』の沢田研二。あいかわらず渋い。 小林信彦さんを久しぶりに見た。週刊文春の連載で想像してたほど重篤(?)な感じでもなくしっかりしていて何よりだった。キネマ旬報 2023年2月下旬キネ…

テロのセンス

宮台真司の襲撃犯が自殺してたそうなんだけど、テロリストとしてセンス悪いよね。 機嫌の悪い猫みたいなテロだな。突然、飛びかかって、無闇にひっかいた猫が、後で捜したら草むらで死んでたみたいな。 そもそも何でひっかいたかわからない、みたいな。 そう…

『イニシェリン島の精霊』

『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督の最新作。 『スリー・ビルボード』は、公開当時、宮藤官九郎が惚れ込んで、ギレルモ・デル・トロの『シェイプ・オブ・ウォーター』とアカデミー作品賞を争って負けた時は、"俺の"『スリー・ビルボード』…

エゴン・シーレ展

東京都美術館でエゴン・シーレ展。 エゴン・シーレがえらく若死にだったのはもちろん知っていたのだけれども、それがスペイン風邪だったのは知らなかったし、もし、知っていたとしても、このコロナ禍以前なら、特に感慨もなかったろう。 縞模様のドレスを着…

「Sit, Down. Sit Down Please,Sphinx. 」オペラシティアートギャラリー

オペラシティアートギャラリーで泉太郎の展覧会。 泉太郎 オペラシティアートギャラリーこのテントの数が足りなくて前の人が「70分待ちです」と言われてるのを聞いて諦めたのだけど、2階の常設展の展示が充実していたので、後から考えると、待ってる間に常設…

『ホイットニー・ヒューストン I wanna dance with somebody』『空の大怪獣ラドン(4K)』

去年の最後に観た映画と今年最初に観た映画。 『ホイットニー・ヒューストン・・・・』の方は、楽曲はオリジナルなので、それだけでもいいかなと思って。 この手の映画でけっこうな頻度で出くわすのが最低な父親。例を挙げれば、エイミー・ワインハウス、ブ…

『SHE SAID』『パラレル・マザーズ』

週末に『SHE SAID』と『パラレル・マザーズ』をみた。 どちらも重いテーマをエンタメに昇華させた、満足感の高い映画だった。 特に、『SHE SAID』の方は、エンドクレジットに「herself」と書かれている人が3人もいたのが感動的だった。特に、アシュレイ・ジ…