2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本買い

民主党の圧勝を受けて円が買われている。 31日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=92円台後半に上げ幅を広げている。10時時点は前週末28日の17時時点に比べ1円5銭の円高・ドル安の92円87〜90銭近辺で推移している。一時は1円25銭の円高となる92円…

死刑宣告

ちゃんと8:00PMすぎるまで政治的な書き込みを控えたりするところが,われながらいじましい。 自民党に死刑を宣告するつもりで朝早く投票に行ったが、若い人の姿もけっこう多く、たぶん気分は共有しているという空気。それは思い過ごしではなかったよう…

アロイーズ

アール・ブリュットの展覧会を観たとき、一端に触れたアロイーズ・コルバスの展覧会。 行くかどうか迷っていたのは、ワタリウムという美術館が、少し手狭な感じがするのと、青山のキラー通りというのがおしゃれすぎる気もするし、おまけに田中康夫が推薦して…

「クリーン」

先週、いい映画に行き当たった余勢を駆って、今週も渋谷で、公開初日を迎えた「クリーン」。 「夏時間の庭」のオリヴィエ・アサイヤス監督の作品で、週刊SPA!のコラムの最終回に「サッド・ヴァケイション」の青山真治監督が、 「『夏時間の庭』よりこっち…

六月の夜と昼のあわいに作者: 恩田陸,杉本秀太郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/06/19メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (38件) を見る

この題名は伊東静雄の詩から取られている。それでつい手にとった。 詩と絵と小説のコラボ。魅力的な試みだけれど、今回に関してはさほど成功しているとも思わない。

5年前のブログから

週刊朝日に堀江貴文が「ホリエモンの近未来大予測!」という連載を始めている。 ホリエモンは面白い人だと私は思っているが、連載を追いかけようとまではまだ思っていない。今回手にとってみたのは、スペシャルと題して、竹中平蔵との対談が組まれていたので…

約束よ

約束よ作者: 辻原登出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る辻原登の短編集。遊動亭円木のその後の消息も少しうかがえる。

自民党のオーナー

新聞によると、自民党の候補者は、「比例区は公明党」と叫んでいるそうだ。 すでに多くの人が指摘しているように、自民党政治は官僚に丸投げで、その官僚の政策は革新官僚の流れを継ぐ社会主義的なものだった。生活者のための社会民主主義ならぬ生産者のため…

「ロボゲイシャ」

ところで、もう少し早く出かけていたら、同じ映画館でやっていた「吸血少女対少女フランケン 」を見てもよかった。けっこう早起きしたので可能ではあった。でも、朝の11:00から見る映画かなぁ?と尻込みしてしまった。 さくら通りに面した映画館のロビ…

「BUSTIN’ DOWN THE DOOR」

海の民が暮らす常夏の島に、あるとき異国の若者が訪れる。そんな神話のそもそもの始まりから、砂浜に三脚を立ててカメラを回していたら。 はじめてオアフ島のノースショアを訪れた夜、地響きのような海鳴りを耳にして目を覚ました。そう語るインタビューを聞…

長渕剛

長淵剛のインタビューがSPA!に載ってる。 「長淵さんが思う本当の強さって何ですか?」 と訊かれて 「ケンカが強いヤツ」 と即答。 小泉純一郎が信頼できるのは、ケンカが強そうなところ。すくなくともけんかっ早いことは間違いない。 小沢一郎も菅直人…

辰野勇

今週、特筆すべきだったのは、村上龍の「カンブリア宮殿」に、モンベルの社長、辰野勇が来たこと。 モンベルは大阪が世界に誇るアウトドア用品メーカーだが、創業は1975年と、割と新しい。そのころわたしはまだ紅顔のなにやらで大阪にいた。 いまでは年…

この秋、いくかもしれない美術展

「ベルギー幻想美術館展」 一蝶リターンズ 〜元禄風流子 英一蝶の画業〜 オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー ベルギー近代絵画のあゆみ 速水御舟 日本画への挑戦 「パウル・クレー 東洋への夢」展 フランスの浮世絵師 アンリ・リヴィエール 展

鎖国の民

自民党の選挙CM見た? 何をいいだすかと思えば「成長戦略」てか。 今まさに政権を担っているんだよね?(そういえば、所信表明演説のかわりに代表質問したりしてたけど) 成長戦略があるならやってくれよ。300も議席を持ってんだからよ。バラマキしかや…

夜の蝉

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/02/17メディア: 文庫 クリック: 31回この商品を含むブログ (140件) を見るこないだ読んだ辻原登の書評集のなかで取り上げられていて、なんとなくアンテナに…

1940年体制 補遺

1940年という戦時下、国家総動員的な発想で作られたシステムが戦後も機能したのは、冷戦と高度成長という状況があったからこそだった。 1940年体制の問題のひとつは、生活者ではなく生産者を対象にしていることだと、野口悠紀雄は指摘している。 た…

終の住処

文芸春秋に掲載されている、磯崎憲一郎の芥川賞受賞作「終の住処」を読んだ。 この人の『肝心の子供』は読んだ。私としては、今度の「終の住処」の方が好きである。 しかし、クロニクル的な語り口が似ているのが気になった。つまり、もし「終の住処」と同じ…

「休暇」

休暇 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2009/05/20メディア: DVD購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (27件) を見る「休暇」のDVDを借りて見た。 去年、見逃してしまって残念に思っていた。 主人公の平井(小林薫)は、ベテラン…

「休暇」、終の住処

宗教の理論

宗教の理論 (ちくま学芸文庫)作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,湯浅博雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/11/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (13件) を見る帰省のついでに、こんな折でなければ読まないであ…

承天閣美術館

運転を再開した新幹線で昨日から帰省中。 父の運転で相国寺の承天閣美術館に行った。 相国寺は京都の地下鉄「烏丸今出川」駅を出るとすぐそこなので、JRで行く目論見であったが、クルマででかけようというので。 渋滞はさほどでもなかった。京都南インター…

1940年体制

1940年体制―さらば戦時経済作者: 野口悠紀雄出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2002/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (20件) を見る政権交代が現実味を帯びてきている。 細川政権時代に実現できなかった、官僚主導か…

終戦記念日に読む2冊

佐藤優は、私の見るところ、出版界におけるかつての小林よしのりの地位を奪取した。 週刊プレイボーイに連載の「セカイを見破る読書術」、毎回楽しみにしているが、今回、「終戦記念日に読む2冊」には、ちょっと「?」と思うところがあった。 あの戦争では…

メアリー・ブレア展

「メアリー・ブレア展をご覧になれば伊藤公象展が半額になりますけれど」 といわれて観ることにしたメアリー・ブレア展であったが、なかなかに侮りがたきものであった。 草創期のディズニー社にあって、「シンデレラ」(1950)、「ふしぎの国のアリス」(195…

伊藤公象展

伊藤公象の生家は金沢の彫金家、十代で陶芸家に弟子入りし、その後、現代芸術の道にすすんだ。1932年生まれというから、今年で77歳になる。今日は暑い一日だったので、日差しが入り込む空間で、直径10メートルもあったろうか、円形に並べられた<ア…

東京都現代美術館にて伊藤公象展とメアリー・ブレア展

遊動亭円木、熱い読書 冷たい読書

遊動亭円木 (文春文庫)作者: 辻原登出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/03/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (23件) を見る熱い読書冷たい読書作者: 辻原登出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2000/01/01メディア: 単…

責任力

新聞によると、今日、ロシア外務省は北方領土の国後島などに日本が実施してきた人道支援を今後受け入れないと日本側に通告したと発表した。 日本とロシアは最近、北方領土を「わが国固有の領土」と明記した改正北方領土問題解決促進特別措置法の成立などをめ…