2013-01-01から1年間の記事一覧

遙洋子

遙洋子が小気味よい啖呵を切って耳目を集めている様子。はてなブックマークが270とか。 義理人情を利用して「原稿料1000円」ってどういうことだ:日経ビジネスオンラインはてなブックマーク - 義理人情を利用して「原稿料1000円」ってどういうことだ:日…

引っ越しました

今日、引っ越しをした。 市内の引っ越し、それも歩いて10分ほどの賃貸マンション。今まで住んでいたところは職場の移転にあわせてあわただしく決めたせいもあり、思ったより収納が少なく、ちょっと片付かない思いはしていたのだけれど、まあそれは、てめえ…

当然のこと

前にも紹介したが、坪内祐三の『靖国』はよい本なのでオススメしたい。 安倍内閣の閣僚が靖国に参拝したという記事が新聞に載っていた。 安倍首相の言い分は 「国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前だ。わが閣僚はどんな脅かしにも…

「舟を編む」

「ザ・マスター」がよかったのと、「リンカーン」を観にいく予習として、ポール・トーマス・アンダーソン監督、ダニエル・デイ=ルイス主演の「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」をDVDで観た。 いっしょに借りた「おとなのけんか」(「ジャンゴ」のクリスト…

「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」

「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」っていう映画がららぽーと横浜でやっているので、町田の国際版画美術館に行ったついでに、連絡がいいということもあり、観にいったな。 14日、TOHOシネマズデーでもあり、「舟を編む」も観たいけど、…

「愛、アムール」・梅佳代展

ミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」を観にいくかどうか迷っていたのは、重いテーマにたじろぐ以外になにかあるのかといえば、人間なんでもいいわけにできるもので、邦題が気に入らないとか、ポスターのセンスがちょっととか、いろいろぐずぐずしてい…

追記

「ホーリー・モーターズ」を観て、なぜ松本人志と「東京オアシス」が心に浮かんだのか、あれからすこし考えてみたが、「ホーリー・モーターズ」のテーマを、統合された自我を解体しようとする試みだとわたしがとらえてみたのは、ひとりの人をひとつのストー…

「ホーリー・モーターズ」

高須光聖が松本人志という人を語るときによく上げるエピソードに、道路を掘り返している人たちを見て「あの人らが趣味であれやってたらおもろいのにな」と言ったというのがある。 レオス・カラックスの「ホーリー・モーターズ」を観て、まずはそれを思い出し…

『千駄木の漱石』

千駄木の漱石作者:森 まゆみ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/10/01メディア: 単行本 今日、横浜のジャック&ベティに行ったのだけれど、大岡川の桜は跡形もなく散っていて、「桜祭りは悪天候のため中止になりました」という貼り紙が。昨日の雨はただ…

「ザ・マスター」

日比谷シャンテで「ザ・マスター」。 土地勘のある方は、お気づきのように、クラークコレクション、「シュガーマン」、そしてこの映画は徒歩圏内。だからこの記事は、まだ土曜日の続き。じつは、日曜日は真冬の寒さに加えて、厚い雲が低く垂れ込めて、どこへ…

「奇跡のクラークコレクション展」

三菱一号館で「奇跡のクラークコレクション展」。昨日に続いてまた‘奇跡’なんだが、徒歩圏内に‘奇跡’が2つ。東京の企画者たちはよほど語彙が貧しい。 今度の奇跡は、ようするに、アメリカのマサチューセッツ州、ウィリアムズタウンにあるクラーク美術館がリ…

「シュガーマン」

「SEARCHING FOR SUGARMAN」邦題「シュガーマン 奇跡に愛された男」を角川シネマ有楽町で。 本年度アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作だが、アメリカでも最初はたった3館での上映だったのが、口コミで話題を呼び150館へと拡大…

『豊饒の海』「シュガー・ラッシュ」「ドライブ」

一時期、タンブラーに手を伸ばしてみたものの、結局はてなに落ち着いている大きな理由は、自動リンク。自分が書いた記事のことばが、勝手に飛んでいってどこかにつながる。かまえてつながりを探すつもりはさらさらないので、そういう偶然性がたのしい。 日曜…

「クラウド アトラス」

東京モーターサイクルショーはもうあきらめて「クラウド アトラス」を観た。 週刊SPA!にトム・ティクヴァ監督とウォシャウスキー姉弟のインタビューが載ってて、パラバラとページをめくりながら、「あれ?なんだこの‘姉’って」、鈴木聖美的なことかしら…

昨日の今日

今日は出勤だった。わたしの職場では、わたしは休日出勤をしないという不文律、までいわなくても、そんな雰囲気があったのだけれど、今のところそうもいかなくなっている。おかげで、東京モーターサイクルショーに行き損ないそう。 というわけで、‘チキショ…

アベノミクスの賃金アップ政策

安倍首相が労働者の賃金を上げようとしていることについて、いろいろな人がいろいろなことを言っていて、ちょっと面白いので紹介したい。 まず、週刊SPA!の福田和也と藤原敬之の対談から。 藤原・・・せっかくだから今のアベノミクスについて話すと、僕…

キム・ヨナのこと

昔、村上ポンタ秀一がテレビでしゃべってたけれど、ドラムを始めた最初の頃(たしか一年くらいと言っていたと記憶する)、ドラムセットどころかスティックにすら一切ふれなかったそう。で、なにをしていたかというと、朝から晩までずっと‘ドラムを歌ってた’…

「記憶写真展」「日本の漆」

土曜日は一日濱マイクにあてるつもりだったのに、あいにくの体調不良で日曜にずれ込んだことは、昨日も書いたが、日曜は日曜で気になっている展覧会が最終日なので、午後は東急東横線で渋谷へ。 ご存じのことと思うが、この週末から、東急東横線と東京メトロ…

「我が人生最悪の時」

先日紹介した‘私立探偵濱マイク大回顧展’、シネマリンで「我が人生最悪の時」を。 シネマリンの建物は、日ノ出町の駅から橋を渡ってまっすぐの道を、ちょこっと曲がったところにあるのだけれど、その角を曲がってびっくりしたのは、日曜の朝だというのに、そ…

『ナボコフの文学講義』

ナボコフの文学講義 上 (河出文庫)作者: ウラジーミルナボコフ,野島秀勝出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/01/09メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (19件) を見るナボコフの文学講義 下 (河出文庫)作者: ウラジーミルナ…

「バーレスク」

遅ればせながら、クリスティーナ・アギレラとシェールの「バーレスク」でのパフォーマンスを観た。 レンタルだったので、パフォーマンスのフルヴァージョンが観られなくて残念。‘バーレスクもの’としては、「さすらいの女神たち」、「クレイジーホース・パリ…

濱マイク大回顧展

今週末から、横浜で“私立探偵 濱マイク” 大回顧展があるようです。なつかしいです。「横道世之介」、「みなさん、さようなら」あたりから、気分が懐古的になっているのかも。でも、けさの神奈川新聞によると、林海象監督は、40代になった濱マイクを鋭意構…

『美の呪力』、ワタリウム美術館

この週末は、わたしにはめずらしく、どこにもでかけなかった。としても、ムリはないだろうと、もし、ブログを概観して、庶民の行動統計か何かを研究している人がいたら、そう思うのではないか。この週末は、とにかく、ちょっとものすさまじい気象だった。ほ…

「スカイフォール」「ゴーストライダー2」「ジャンゴ」

今週は特にだが、このところ忙しくなってきて、ブログを書き漏らすことが多くなってきた。 先週の土曜日は、「フライト」だけでなく、「ジャンゴ 繋がれざる者」も観たし、書き漏らしたといえば、「ゴーストライダー2」も、「スカイフォール」もそう。でも…

「フライト」

ロバート・ゼメキス監督、デンゼル・ワシントン主演「フライト」。 今回のデンゼル・ワシントンは、元CIAのスパイを演じた「デンジャラス・ラン」とはまるで違う。バツイチのベテランパイロットで、年季の入ったアル中。この日も同僚のキャビンアテンダン…

捕鯨をめぐる米中の綱引き

シー・シェパードの捕鯨妨害が、国際法に禁止されている海賊行為にあたるという判決がアメリカの裁判所で。 日本人にとってみれば、そんなこと今さらいわれるまでもないのだけれど、「ザ・コーヴ」とかなんとかいう映画が、アカデミー長編ドキュメンタリー賞…

「横道世之介」

映画「横道世之介」は、1987年の春から1988年の春まで、ある大学生の1年を描いた映画。 見終わった後、横道世之介はファンタジーなのかどうかとちょっと考え込んだ。 昔、誰の文章だったか忘れたけれど、「フーテンの寅」をこよなく愛する外国人女…

PPM

2週続けて土曜出勤。は、いいとして、帰りにちょっとした買い物に最寄りのホームセンターまで歩いたら、ひどく乾燥しているせいか、目や鼻に春の兆しか、なにかくしゅくしゅ来るものがあった。ここ2年くらい、卵だちの功徳で、花粉症はおさまっていたのに…

「レッド・ライト」

時間が空いたので「レッド・ライト」。 ロバート・デニーロの演じる超能力者がかっこいいけれど、この脚本のミスは、シガニー・ウィーバーの演じる科学者が途中で降りちゃうこと。ロバート・デニーロ×シガニー・ウィーバーの対立軸の緊張感が最後まで持続で…

「ゼロ・ダーク・サーティ」

「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督最新作「ゼロ・ダーク・サーティ」。 2時間38分という長さを緊張の糸を途切れさせることなくみごとに歩き通してみせる、タイトでストイックな演出には、「ハート・ロッカー」のときに魅了されたみごとさで、…